オーストラリア半周きまぐれ三人旅 (11月13日)

11月13日 : エアーズ・ロック・リゾート

11月 13日   「エアーズ・ロック・リゾート」

昨日までの砂利道にはおさらば。本日からは普通の舗装されたまーっすぐな道でございます。今日こそ何としてでもエアーズ・ロックを拝ませていただきますよー。 快適な(いや、普通の道なんだけど…)道路をきまぐれ一行、かっとばします!! ん?何だか赤い土の上に紫のものが点々と…てん、……てん、……てん、…ててん、…てんてん…ててててててててててててん…
小さい紫の花
名前は存じませんが、小さい紫の花が赤い砂漠の土に根を張っていました。それもけっこう広い範囲にわたって群生。最近は干乾びた牛や、野生のラクダさんが体内から排泄したものしか道路に落ちていなかったからな、…久しぶりに清楚なものを見た…。強く生きろよ。
いやー、やっぱり舗装されてる道路は最高だねー!!って思ってたらエアーズ・ロック・リゾートに着いちゃった。

Kings Canyonからエアーズ・ロックって割と近かったみたい。

エアーズ・ロック・サンセットにはまだ時間が早いからどれ、そこいらをひとまわりしてこようか…と最初に行った場所はエアーズ・ロックから見える場所にある「ザ・オルガズ」
「ザ・オルガズ」

「ザ・オルガズ」
エアーズ・ロックは一枚岩として有名だけど、このオルガズは36個の岩の集合体。36個もの岩があるから見る場所によって、全然違う形になっておもしろい。時間があればこの周りを歩いてみたかったなぁ…えっ?1時間かかるの?しかも風の谷まであるくと4時間…ごめん、やっぱ時間があっても歩かないかも…。

さて、そろそろエアーズ・ロックの方に向かいますかー。 けれどもまだ夕焼けには時間がある。とりあえずエアーズ・ロックの周りを(車で)一周してみますかね…。 そしたら丁度、車のガソリンが無くなった!!ギョヘー、どうすんのどうすんの、こんなとこで車止まっちゃって!!って思ったら、ホルモズさんが タプタプタプ ガソリン入れてた。ちゃんと予備のガソリン持ってたのねー、ハァー良かった。 ふと、エアーズ・ロックに目をやると
アボリジニの横顔に見える岩肌 あっ!これ、有名な「アボリジニの横顔に見える」場所だ。ガス欠になって止まった場所が偶然にもここの前。エアーズ・ロックは岩だけれども、長年のうちに少し岩壁が崩れてる場所が何箇所もある。そのうちのひとつがアボリジニの横顔に見える、ということらしいけど…なんかあまりにハッキリしてないか?大昔のアボリジニが岩を削ったんじゃ…。でも削ったにしてもすごいよなぁ、この写真じゃわからないだろうけど、かなりデカイ。 れいなさんがひとり、疑い深げな顔をしてる間にガソリンも入れ終わって、時間もそろそろ夕暮れに。いそいでビュー・ポイントに行かなきゃねー。
車くんにがんばってもらって急いでビューポイントに。いちばん好い場所を選ぼうと、砂の上をテケテケ歩いてみえたものは…
エアーズロック1 エアーズロック2 エアーズロック3 エアーズロック4
太陽が沈んでいくにしたがって、色を変えていくエアーズ・ロック。 こんなに大きな物がただ一枚の岩、ということだけですごいのに太陽の光を受けることによって、たくさんの表情を見せるなんて…。 アボリジニの人達がウルル(エアーズ・ロック)を「聖地」とするのもわかる気がするなぁ。
夕焼けを受けるエアーズ・ロック
夕焼けを受けるエアーズ・ロックを目の前にして、油断すると涙がこぼれてきそうになりました。 私の友人達や、家族、日記を読んでくれている人達をこの場に連れてこられたらいいのに、そう考えるとよけいに今見えているものを憶えていなくては、と思ったのです。

遠〜き山に〜日は落ちて〜
日もすっかり沈んじゃって、そろそろ帰ろうか…と車に乗りこんで思い出しました。
…明日、あのでっかいものに登るんだった…。しかも早朝…。


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