オーストラリア半周きまぐれ三人旅 (11月14日)

11月14日 : クーパー・ピディ

11月 14日 「Coober Pedy」 クーバー・ピディ

ハー、今日はエアーズ・ロックに登ったから疲れたよー…、てごめんウソ。登ってません。正確に言うと登れなかった。だってさー、朝エアーズ・ロックに行ったら係りの人が
「今日は風は強いので今からじゃ登れませんよ」 って言うんだもん。今朝の6時半までに登り始めた人は登れたらしいんだけどさ、その時間以降に登ろうとした人はみんな登れなかったと…。
うそー、ここまで来てエアーズ・ロックに登らずに帰るなんて!…いや、でも現実なんですよ。明日まで待ったところで登れるとは限らない、容赦なくきまぐれ一行の車は先へと進むのであります。そりゃーはるかさんとホルモズさんはシドニーに住んでるんだからまたエアーズ・ロックまで来る機会はあるでしょうよ、けれどねワタクシは反則スレスレのワザを使ってまでオーストラリアに来ているのです、エアーズ・ロックまで来ることはもう二度とないんじゃ…(!)そうか、こりゃきっと「またオーストラリアに来なさい」と神様が言ってるに違いない!!そうねそうねきっとそうね、だから神様は今日れいなさんに、エアーズ・ロックを登らせなかったのね?!(違うかな…。)
自ら慰めつつエアーズ・ロックを後にしたのでございます。

いつものようにコースターをかっ飛ばしておりましてある家族と出会いました。
賑やかな家族
野生なのか、逃亡中なのか…両親にお子様3人、ととても賑やかな家族でございました。 お写真を撮らせていただきまして、車に乗りこもうとしたら何かを蹴飛ばした。はて、どなたでしょう??
砂漠にスイカさんが・・・見たことあるでしょこの姿。そう(たぶん)西瓜。何でこんな砂漠にこのお方が??外見は西瓜さんですけど人違いかしら?けっこうそこいらにたくさん住んでいらっしゃる。テニスボールくらいの大きさでした。…ちっ、バレーボールの大きさだったら迷わずワタクシの胃に招待したのに…。
ひとり密かに食い意地根性をメラメラと燃やしておりますとそろそろ日も暮れて本日の寝床を決めなくてはいけない時間に。

「クーパー・ピディー」の夕暮れちょうどよく小さな町に着きました。
ここは「Coober Pedy」(クーバー・ピディ)。オパールの採掘で世界の中でも有名な町でございます。 ギリシア・ユーゴスラビア・イタリアなんかからたくさんの移民達がやってきていて、実際には56カ国もの国からの移民で成り立っている町だとか。
そんな、オパールを発掘する人達の夕暮れ。
さて、本日の寝場所は…?と思っていたらはるかさんが はるか「この町ってダグアウトハウスでも有名なんだって。今は地下に家を持ってる人は少ないけど、観光用にmotelなんかが残ってるんだって。」
と、この言葉で本日はmotelに泊まることに。やったー!ちゃんとしたベットで寝られる!!…おっと、ホルモズさんが作った車のベットも最高ですよ。 そいで、そのmotelがこれ。
モーテル 写真その1
モーテル 写真その2
モーテル 写真その3

夏場には気温が40度まであがる、砂漠気候のここいら一帯では地下に穴を掘って生活してたんだって。今はエアコンの普及で地下に住んでる人はほとんどいないらしいけど。
これが、なかなか快適なんですよ。暑さに弱いはるかさんとれいなさんはえらくここが気に入りまして、「きまぐれ」度がもう少し強かったらここに住んでしまいそうな勢いでした。
この町を訪れることがあったらダグアウトハウスに泊まってみることをオススメします。
あっ、ちなみに「Coober Pedy」ってアボリジニの言葉で「白人達のもぐる穴」っていう意味なんだって、なるほどね。


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