メルボルンのマーケットめぐりとおすすめスポット 【Risvel 連載コラム:地球に優しい旅しよう!】

メルボルンのマーケットめぐりとおすすめスポット
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 ちょっと遅くなりましたが、旅情報サイト「Risvel リスヴェル」で連載中のコラム:地球に優しい旅しよう!に、メルボルンの新コラムをアップしています。

 今回は、市民の生活に根付いたマーケットめぐりと、メルボルン博物館のアボリジニの文化と歴史に関する展示コーナーをご紹介しています。

 メルボルンのマーケットは、メルボルンの旅では外せないもののひとつですが、その中でも行く価値のある2ヶ所…というか、私のお気に入り…をご紹介しています。どうして、私がメルボルンに行く度に足を運んでしまうほどお気に入りなのか?というのが、コラムを読んでいただくとわかるかも?(笑)

 そして、メルボルン博物館のアボリジニの文化と歴史に関する展示コーナーは、オーストラリア先住民族であるアボリジニたちが伝えてきた、古来からの教えやシンプルな考え方や生き方、文化や歴史に興味があるなら、ぜひ足を運んでみて欲しいところ。自分の普段の生活に照らし合わせてみると、ハッとすることが、必ずあるはずです。

 5回に渡ってお届けしてきたメルボルンの旅。その魅力がお伝えできていたなら、とても嬉しいです♪

▼【連載コラム】地球に優しい旅しよう!メルボルンのマーケットめぐりとおすすめスポット

メルボルンのマーケットめぐりとおすすめスポット

About Me
Miki Hirano平野 美紀 
自然に魅せられ、6年半暮らしたロンドンからオーストラリアへ移住。トラベル・ジャーナリストとして各種メディアへの執筆、ラジオ/テレビ出演などで情報発信しながら、メディア・コーディネーターや旅行情報サイトの運営も。目下の関心事は野生動物とエコ。シドニー在住20年以上。詳細なプロフィールはこちら。
執筆依頼、取材代行、メディア・コーディネート等、承ります。お気軽にお問い合わせください。

野生動物と共存するために -ペンギンの島、フィリップ島の挑戦 ~エコレポ「 オーストラリアの野生動物保護:現場編」

野生動物と共存するために-ペンギンの島、フィリップ島の挑戦
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 エコレポで連載中の「オーストラリアの野生動物保護」、現場編の第9回目は、メルボルンから車で2時間程のところにあるペンギンの島、フィリップ島での環境維持と野生動物保護活動など、観光事業の裏側をご紹介しました!

 私自身もボランティアとして、保護活動を体験をさせていただいたのですが、華やかな観光事業の裏で、このような地道な作業が行われていたことを知り、大変意義深い取材となりました。

 このコラムでご紹介しいているフィリップ島の活動は、日本でも十分生かせるものだと思います。環境の保護・維持が野生動物を守ることに繋がり、ひいては、観光へと繋がっていく。本当に、エコツーリズムのお手本のような島だと思います。

 環境と野生動物の保護に関心のある方は、ぜひともご一読ください!

★エコレポ・オーストラリアの野生動物保護 Vol.9 「現場編(3)野生動物と共存するために -ペンギンの島、フィリップ島の挑戦

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メルボルンで、グルメなレストランと隠れ家バーへ 【Risvel 連載コラム:地球に優しい旅しよう!】

メルボルンで、グルメなレストランと隠れ家バーへ
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 きっと旅に出たくなる!旅情報サイト「Risvel リスヴェル」で連載中のコラム:地球に優しい旅しよう!に、メルボルンの新コラムをアップしました!

 今回は、レストラン&バー編です。メルボルンはグルメの都、とも言われ、おいしいものがいっぱい!素敵なレストランもたくさんあります。その中から、4軒のレストランをご紹介。また、メルボルンはナイトライフも楽しい街。地元の人たちから愛される隠れ家のようなバーを2軒ご紹介しています。

 メルボルンのあるビクトリア州内では、様々な農産物を生産しているため、産地直結の新鮮な食材が豊富。そして、海も目の前ですから、海の幸も山の幸も遠路輸送せずに届くのが、グルメの都を支えていると言っても過言ではありません。

 行く度に新しい発見がある魅力いっぱいのメルボルン。このコラムを読んで、おいしいものが食べたくなったら、メルボルンへGo! ですよ♪

▼【連載コラム】地球に優しい旅しよう! メルボルンで、グルメなレストランと隠れ家バーへ

メルボルンで、グルメなレストランと隠れ家バーへ

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ユーレカ砦の反乱に見る、オーストラリアの民主主義の確立

ユーレカ(ユーリカ)砦の反乱に見る、オーストラリアの民主主義の確立
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先日、「ユーレカのパズルの1ピースが見つかった」というニュースが報じられた。

これは、ボロボロになった「Eureka Flag(ユーレカの旗)」の一部分が新たに見つかり、12月3日の「Eureka Day(ユーレカの日)」に合わせて、これまでに繋ぎ合わされた大部分の旗に加えられる、という話である。(参照

何も知らなければ、ただ、「へぇ…」と思うだけのどうってことないニュースだけれども、オーストラリア人にとってこの旗は、この国の民主主義の“象徴”として、重要な意味を持っている。

繋ぎ合わされたユーレカの旗 (Art Gallery Ballarat 蔵) ユーレカの日は、1854年に起こった「ユーレカ砦の反乱」の記念日であり、ユーレカの旗は、その時に掲げられた旗だ。オーストラリア初の大規模な民衆蜂起であり、歴史上唯一の流血事件とされる「ユーレカ砦の反乱」。

オーストラリアの歴史上では最大規模とはいえ、わずか1,000人ほどの金鉱夫が起こした反乱が、なぜ、これほどまでにオーストラリア国民に支持され、愛されているのか?

オーストラリアの民主主義とアイデンティティ確立の鍵

それは、「ユーレカ砦の反乱」が、オーストラリアにおける民主主義確立の第一歩であったと言われているからだ。英国統治下にあったオーストラリアの民主主義とオーストラリア人としてのアイデンティティの確立が、この戦いによって生まれたとされている。

オーストラリア政府の公式サイトでは、このEureka Stockade(ユーレカ砦)について以下のように記載している。

The Eureka rebellion, which is often referred to as the ‘Eureka Stockade’, is a key event in the development of Australian democracy and Australian identity, with some people arguing that Australian democracy was born at Eureka’ (Clive Evatt). (参照

<訳>ユーレカの反乱、それは“ユーレカ砦”とも呼ばれ、オーストラリアの民主主義とオーストラリア人としてのアイデンティティの確立にとって鍵となる出来事であり、オーストラリアの民主主義はユーレカで生まれたと主張する人もいるほどだ。(Clive Evatt) *Clive Evatt 氏は、オーストラリアの法律家・政治家

 ゴールドラッシュに沸いたバララット

ユーレカ砦の反乱とは?

「ユーレカ砦の反乱」とは、一体どんなものだったか、ざっくりと説明すると以下のような感じになる。

ユーレカ(ユーリカ)砦の反乱に見る、オーストラリアの民主主義の確立

オーストラリアのビクトリア州バララット近郊を中心としたゴールドラッシュ最中の1800年代。英国統治下であった当時、金鉱では、政府が採掘許可証を発行するというシステムがとられていた。これにより、採掘者は、採掘税ともいえる1ヵ月30シリングの支払いと、許可証の常時携帯が義務付けられていた。

そして、役人から依頼された警察による「許可証狩り」が行われ、不当に罰金を科せられるなど、役人の権利だけが守られる不平等なシステムと腐敗した体質に、不満を抱く者が多かった。

そんな中、1854年10月7日、金鉱夫のひとりがユーレカホテルのそばで死んでいるのが発見される。ホテルのオーナーと彼に近い3人の容疑者が殺人容疑で起訴されるが、証拠不十分で冤罪となったことを不服とする金鉱夫仲間が抗議集会を開き、ユーレカホテルを焼き払ってしまう。

そして、この暴動を起こした者たちが逮捕されたことで、これまでの金鉱運営に携わる役人の横暴に耐えかねていた金鉱夫らの不満が爆発。仲間同士で一丸となり、「バララット改革連盟」を結成し、暴動の罪で起訴された3人の釈放を要求した。

「ブラッド・オン・ザ・サザンクロス」ショーの最後には、ユーレカの旗が掲げられる

しかし、ビクトリア政府総督はこれを拒否。11月28日、バララットへ軍隊を差し向ける。こうして、金鉱夫らと軍隊が衝突。

バララット改革連盟は、当時使われていた英国旗ではなく、自分たちの旗として、青地に白い南十字星をかたどった「ユーレカの旗」を掲げ、砦を築き、役所が発行した「許可証」を捨てて、正義と自由のために戦うことを誓ったのだ。この時のメンバーは約1,000人。

12月3日の朝、約150人の金鉱夫が立てこもる砦は、軍隊と警察から総攻撃を受ける。バララット改革連盟30人、政府側5人の死者を出した戦いは、わずか15~20分で鎮圧され、100人以上の金鉱夫が拘束、13人が反逆罪で起訴となる。

しかし、この民衆の反乱を重く見た政府は、王立調査委員会を設立し、金鉱運営に関わる諸問題の調査に乗り出す。

その結果、それまでの採掘許可制が廃止され、年1ポンドの大幅な許可証発行料の値下げと、許可証保持者への参政権付与によって、金鉱夫が金鉱運営に参加する道も開かれた。(この反乱については、こちらのサイトでも詳しく紹介されています)

ユーレカ砦の反乱は、自由主義改革のきっかけになったか?

この反乱は、以下のような二通りの解釈がある。

  1. 自由主義改革の動きは、当時の抑圧された統治下で、既に始まっていたと言え、ユーレカの反乱は、単なる暴動だった。
  2. 旧体質の保守主義的権力に対し、自由主義改革を唱える急進勢力の主張が勝利した戦いとみなし、圧政的な帝国主義からの独立を求める民主的な闘争であった。

後者の解釈が、ユーレカ砦の美談として語り継がれ、「ユーレカの旗」がオーストラリアにおける自由・共和主義運動の象徴として支持されるようになったといえる。

英国的な階級社会と圧制政治に終止符を打つべく、民衆が自ら立ち上がり、その手で権利を勝ち取った…という点に、オーストラリア人は、自らの(植民地の民としてではない)アイデンティティを見出しているのではないだろうか。

ブラッド・オン・ザ・サザンクロス(血にまみれた南十字星)

当時の町並みを再現した、金鉱の歴史展示を兼ねた屋外テーマパーク風ミュージアム「Sovereign Hill ソブリンヒル」

「ユーレカ砦の反乱」のストーリーは、その舞台となったバララットにある金鉱の歴史展示を兼ねた屋外のテーマパーク風ミュージアム「Sovereign Hill ソブリンヒル」で、「Blood on the Southern Cross ブラッド・オン・ザ・サザンクロス(血にまみれた南十字星)」という夜間の音と光のショーとして上演されている。

このショーには、たくさんの地元の家族連れも見物に訪れており、これが、子供の頃から「ユーレカ砦の反乱」を知るきっかけとなって、後世へと語り継がれていくことになるのだろう。

Blood on the Southern Cross ブラッド・オン・ザ・サザンクロス


※このショーは、毎晩2回、彼是もう9年は上演されているほど人気が高い。それほど、オージーはこの物語が好きなのだ…たぶん。。(^_^;

注意)この記事では、Eurekaの日本語の記載をオーストラリア政府観光局の記載に合わせ、“ユーレカ”としています。その他のブログ記事などでは、“ユーリカ”、“ユリーカ”、“ユーレーカ”、“ユーリーカ”など、いくつもの記載が混在しているのが現状です。

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メルボルンのコラム、3本アップしました!【Risvel 連載コラム:地球に優しい旅しよう!】

メルボルンのコラムを3本アップしました!【Risvel 連載コラム:地球に優しい旅しよう!
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 きっと旅に出たくなる!旅情報サイト「Risvel リスヴェル」で連載中のコラム:地球に優しい旅しよう!に、メルボルンの新コラムを3本アップしました!

 11月5日に開催された、豪州最高峰の競馬の祭典「メルボルンカップ」とメルボルンの街の紹介コラムで、以下の3本です。

 街の紹介では、メルボルンでは絶対はずせない「カフェめぐり」。このコラムは前編と後編に分かれていますが、おすすめのカフェを合計8ヶ所+2ヶ所のカフェストリートをご紹介しています。さらに、このコラムとの連動企画として、紹介カフェの一覧とGoogleマップに位置情報を落とし、場所の確認ができる記事をアップしました!

 カフェの場所をGoogleマップに落としてあるので、実際の位置がわかりやすいと思います。また、カフェの住所や電話番号、営業時間を一覧にしてありますので、旅行の際に、スマホやタブレットにとりこんだり、プリントアウトしてご利用いただけます。

 大興奮のメルボルンカップと、観光客がほとんどいかない秘密基地のようなカフェや、歴史を感じられる優雅なカフェなどなど、メルボルンの魅力をじっくりお楽しみください♪

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メルボルン春の陣 ~流血の第3ラウンド

歴史あるメルボルンカップが開催されるフレミントン競馬場
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 いよいよ今回のメルボルン取材最終日。午前中は市内のレストランやショップ、公園などを取材し、昨日の興奮冷めやらぬフレミントン競馬場を再び目指す。シドニーへ戻る便の出発時刻まで、またまたN嬢の案内でフレミントン競馬場のバックステージツアーを取材することになっている。

 それにしても、昨日のメルボルカップは凄かった!レース出走前からざわめき立つ観衆。ゲートが開き、馬たちが走り出した瞬間には、地の底から湧き上がるような歓声が上がり、それが徐々に大きくなって、ゴール寸前に爆発!場内が一気に、鳥肌が立つほどの興奮と熱気に包まれる。あんな感覚は今までにないものだったし、単なる興奮とか、高揚とか、そんなありきたりな言葉では表せない凄い体験だった。あの場にいなければ絶対にわからないものだと思うので、一度は体験する価値あり!です。

ヨーロッパ調の佇まいが美しい、メルボルンのブロックアーケードヨーロッパ調の佇まいが美しい、メルボルンのブロックアーケード

 さて、N嬢との待ち合わせ時間は、元々スケジュールでは15:30だったのが、彼女の都合で16:00に変更になっていた。ちなみにシドニー行きの便は19:30なので、17:30に空港へ向かう車を手配してもらっている。…しかし、約束の時間を過ぎても彼女は現れず。このままだと、ツアー取材はキャンセルして空港に向かわなくてはならない。

 そろそろ30分が経過しようかという、その時「遅くなってごめんなさ~い」とN嬢、登場。我々の荷物一式を事務所に預け、「博物館までちょっと距離があるので、車で向かいましょう。でも、私の車すごく汚いの。気にしないで」と。ええ、そんなくらいのことはお安い御用ですよ、とつぶやきながら歩き出し、彼女の車を目の前にして、目が点…。

 そこに停められていたのは、これ、本当に動くのでしょうか?というくらい、そこらじゅうがぶつけられた状態でボコボコ&擦り傷だらけの車。左のバックミラーは半分割れて、今にもボロリと取れてしまいそう。一見しただけでは、廃車か?と思ってしまうほど。

 案の定、キーレス・エントリーが効かず、ドアは開かない。「あれ?あれ?」と言いながら、何度もボタンを押すN嬢。(この車にそれを要求するのは無理ですから…と心の底で思いながら)キーレスエントリーは諦めて、普通に開けましょうよと諭す私たち。

 しばらくキレースエントリーに固執していた彼女もようやく諦め、仕方なくキーホールに直接キーを差し込んで、ドアを開ける。そして、荷物を入れるようにと開けてくれたトランクを覗き込んで、これまた愕然…………。
 キタ────∵・(゚∀゚)・∵────ッ!!!!

 洋服や靴、食べ物、雑誌などが、あたり構わずぶち込んであって、ゴミ箱?と見紛うほど。。まあ、そんなことはどうでもいい。見なかったことにしますから、お願いですから安全運転で。と、神様にお願いしてしまったのは言うまでもありません。

祭りのあとは、こんな状態……。彼女だけではない?(- -;祭りのあとは、こんな状態……。彼女だけではない?(- -;

 そして、エンジン始動。のはずが、、、、、キーを回せども、スコッと頼りない音を発するばかりで、車はウンともスンとも言わず、ストライキに突入。。(あまりにケアしてもらえてないので、スト起こしても仕方ないわな…と車に同情してしまう私)

 どうやら、バッテリーが上がっている様子。ほんの5分ほどだったのだけれど、ライトをつけっぱなしにしたのが原因のようだ。「あーん、どうしよう。。」と、頭を抱えるN嬢。私だって、どうしよう~(いや、どうなっちゃうの~)と叫びたい気持ちでいっぱい…です…(泣)

メルボルンカップ博物館に飾られた優勝トロフィーメルボルンカップ博物館に飾られた優勝トロフィー

 「誰かに車出してもらうから、ちょっと待ってて」と走り出すN嬢。それから10分ほどで、同僚を連れて来た。助っ人に来てくれたスタッフの車に乗り換え、ようやくメルボルンカップ歴史博物館へと向かう。本来このツアーの所要時間は約1時間なのだそうだが、この時点でタイムリミットは、あと40分。うーむ、今日もやはり駆け足か……(- -;。

 博物館の専属ガイドが、大きな荷物は預かりましょうと、手持ちの撮影機材を除いて、カメラバッグをクロークへ入れることを勧める。この時、相棒は「いや、大丈夫です」と断りかけたのだけれど、N嬢も「大丈夫よ。また戻ってくるから預けてください」と促すので、その言葉を信じて預けることに。しかし、ここでのこの判断が、再び悪夢を引き起こすことに、我々はまだ気づいていなかった……。

 1時間かかるツアーを40分以内でこなさなければならないため、かなり駆け足状態で博物館ガイドの説明を聞く。ツアーは基本的に英語だが、日本語のipodを無料貸出ししてくれるので、日本人旅行者でも安心して参加できるようになっているらしい。試しにどうぞとipodを渡されたけれど、そんなの聞いている時間は、ない。

歴史を作った日本馬デルタブルースとポップロックの活躍シーンも見られる!歴史を作った日本馬デルタブルースとポップロックの活躍シーンも見られる!

 ツアーはN嬢先導で行われ、途中でドアが閉まっていて開かないとか、本来は入れるはずのエリアへも鍵がなくて行けないとか、そういった細かいトラブルは常について回り、最初に訪れた博物館からは、もうかなりの距離を歩いてきていた。フレミントン競馬場はなんたって広いっ!N嬢は、ゲートの外に我々を迎えに来てくれている空港送迎車を見つけ、「ほら、時間ぴったし!」と得意満面になって小躍りした。博物館に荷物を預けたことなど、もうすっかり忘れてしまっているようで……(- -;

 「博物館に預けた荷物は、どうすれば?」と尋ねると、「あー、いけない!!私がとってくる!」と、乗りかけた車を降りて走り出してしまった。えぇぇぇーーー、、、とってくると言っても、もうかなり遠くまで来てしまっているんですけど。。 そんなことはお構いなしに猛スピードで走るN嬢を慌てて相棒が追いかける。ああ、再び小雨が振り出した競馬場内を猛ダッシュで走ることに。。(涙)

 車に戻ってきたのは、それから約15分(いや20分?)後。本当に急いで空港へ向かわねば!N嬢はここで機転を利かし、本来一般車が通れない場内を通行できるように警備員に交渉。すんなりOKが出て、我々は競馬場内を走行できることになった。ん?場内を通るということは、あの博物館の横を通るのでは・・・・・・?

 思った通り、私たちを乗せた車は、博物館の真横をスルー。あぁぁぁぁ、さっきの猛ダッシュは何だったの~!? 最初から警備員に交渉しておくれよ~…(泣) ゼーゼーと息を切らしながら、恨めしそうに博物館を横目で眺める。悲しいーっ!!!

メルボルン中心部の道端で見つけた馬マークのマンホールメルボルン中心部の道端で見つけた馬マークのマンホール

 事務所に預けていた荷物一式をピックアップし、さあ大至急空港へ直行です!3日間毎日顔を突き合せたN嬢とも、ここでお別れ。明日からもう彼女に会わなくて済むということが、ホっとするような、なんだか寂しいような複雑な気持ち…(^^; なんだかたくさんありすぎて、めちゃくちゃ大変だったけれど、一応なんとかすべて間に合っているのが、ある意味スゴイと思う。何はともあれ一生懸命な彼女に(いろいろな意味で)脱帽した3日間でありました。

 そして、このメルボルン滞在以降、しばらく足が絆創膏だらけだったのは言うまでもありません。。。(苦笑)

 ★ちなみに、このメルボルンカップ&フレミントン競馬場のツアーの詳細はこちらでご紹介しています。普通はN嬢ではなく、ちゃんとしたガイドさんの案内ですのでご安心を!?(笑)。

新緑が美しい春のメルボルン新緑が美しい春のメルボルン

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メルボルン春の陣 ~怒涛の第2ラウンド

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 昨日の足の疲れも癒えぬまま、いよいよメルボルンカップ当日。朝、ホテルのロビーに集合して、電車でフレミントン競馬場へと向かうことに。

 まだ早い時間だというのに、駅には大勢の人、人、人!しかも皆、「どこへ行くんだ?」というようなゴージャスなドレスやスーツに身を包み、女性の頭は「未開の地の原住民か?」と見紛うようなカラフルな羽飾りで彩られている。

 電車がホームに滑り込んで来るや否や、どーっと人が押し寄せ、座れない人が出るほどの盛況ぶり。行き先はフレミントン・レースコースなので、乗車している全員が今日のレースに直行!です。

あまりのハデさに注目の的だった羽飾りの女性あまりのハデさに注目の的だった羽飾りの女性

 電車は途中2つの駅に停車し、フレミントン競馬場に到着。まず我々は、集合場所であるインターナショナルラウンジへと向かう。ラウンジはまだレース前だったこともあり、一応座って飲み物飲んだり、食べたりできたのでよかったのだけれど、ほんの30分ほどで昨日同様、N嬢に先導され、スポンサーが出しているマーキーだとか、ファッションショーだとかをぐるぐる回ることに。

メルボルンカップのファッションショー

 しかし、途中で雨が降っ たため、ファッションショーをやる大テントの足場はぐちゃぐちゃ。浸水した泥沼牧場のようになっていて、靴のヒールが泥の中に3~4cmも沈み込んでしまうほど!ファッションショーを見に来ている人々は、皆ハデなドレスに身を包み、高~いハイヒール。しかし、彼女達の足元に目をやると、この日のために揃えた(と思われる)ゴージャスな靴は、泥に埋まってドロドロ…。サンダルを履いた人は、足が泥遊びしたような状態になっている。

 #ちなみに、後で自分の靴を見た ら、ヒール先のゴムが泥に埋まって取れてしまっていた…(泣)。相棒の靴は浸水しすぎで壊れてしまい、ラウンジに戻って、ビニールテープをぐるぐる巻きにして応急処置。茶色の靴に黒いビニールテープがなんとも妙、、(^^;。とはいえ、身なりを構っている場合じゃありません!

靴を脱ぎ捨ててしまった人も…。予めビーチサンダルを用意していた兵もいた!靴を脱ぎ捨ててしまった人も…。予めビーチサンダルを用意していた兵(つわもの)もいた!

 そして、いよいよ本日のハイライト、メルボルンカップ・レース出走まであとわずか!となり、スタンドへ移動することに。しかし、スタンド方面は既に、砂糖に群がるアリのように大勢の人が押し寄せている。その人々をかき分けながら、一目散にスタンドを目指す。

 レース出走まであと15分。なのに我々ときたら、アジアからの取材陣が途中でトイレの騒ぎをするわ(先に行っとけつーの)、いまだどこに陣取っていいかわからない状態でウロウロ。どうやら、N嬢は場所を確保していなかった模様。とりあえず、通路の最上部で待機することに。N嬢、しっかりしてちょうだい!と叫びたい気持ちでいっぱい…です……(;;)。

 いよいよあと10分。と、その時、それまで場所確保の交渉をしていたN嬢が、いきなりこちらを振り返り、この期に及んで「ここはダメだっていうから、上へ移動しましょう。今すぐに!急いで!」と。

 へ?今から?あと10分切ったんですけど??
「とにかく、今すぐ移動するのよ!早く!!」と叫ぶN嬢。
ぐえ’’ーっマ、マジですか ?!?! あそこまで行くには、どう見てもあと3階以上は上らなきゃならないし、まだ結構な距離がありますが・・・・・・?

この上にもまだ観客席がある。フレミントン競馬場は広い!この上にもまだ観客席がある。フレミントン競馬場は広い!

 日本のS新聞社のKさんたちは、半ば怒り心頭で、「自分達はもうここでいいです!(>キッパリ)」と、N嬢に従うことを拒否。N隊からの戦線離脱を宣言。えぇぇぇ…どうすれば。。でも、上のほうが よく見えるかもしれない。そんなかすかな期待もあって、とりあえず彼女の後をついていくことを決断した私たち。4人でフレミントン競馬場内を走る、走る、走る!もう、なりふり構わず、猛ダ~ッシュです!!

 皆着飾って、出走を心待ちにしながら、楽しく飲んだりおしゃべりしたりしているフレミントン競馬場スタンド内をものスゴイ形相で、猛ダッシュで駆け抜ける奇妙な4人組。「何なの?この人たち、なんで走り回ってるわけ?」という皆の視線が痛いっ。。エレベーターなんて待っている暇はありません!エスカレーターだって、靴音をカッツンカッツンいわせながら、走って駆け上り、階段だって、もちろん猛スピードでダーッシュ!

とにかく凄い人!

 レース出走4分前。ゼーゼーしながら、スタジオの最上部に到着。ああ、もう撮影機材をスタンバイしている時間はない。撮影担当は、慌ててレンズを取り付け、無我夢中でコース上にカメラを向ける。あれよあれよという間に、場内が怒涛のような歓声があがり、馬が走り出してしまった…。

メルボルカップ出走前、観客で埋め尽くされたフレミントン競馬場メルボルカップ出走前、観客で埋め尽くされたフレミントン競馬場

 ほぼ全員が総立ちになって、怒りとも喜びとも言えない、もの凄い歓声が沸き起こり、場内が熱気と興奮の渦に包まれ、レース終了。ゴール寸前は、総立ちになった大きなオージーたちが立ちはだかり、目の前が真っ暗になって、ほとんど何も見えなかったのありました…(涙)。

 それでもN嬢は、「間に合ってよかったね♪」と、、、うーむ、そういう もんだろうか。。結局、この日もほぼ立ちっ放し、おまけにヒール靴で猛ダッシュですから、足の疲れ、いや痛みはハンパじゃありませんっ!(泣)

 そんなこんなで、今回のメインイベントであったメルボルンカップも終焉。しかし、あんな状況でもなんとか撮影できていたのは、奇跡以外の何ものでもありません。。。明日こそ、じっくりと最後の仕事にかかりたいところ…だけれど、そう簡単にはいかないのが世の常。明日もN嬢の案内で、競馬場内のツアーが待っている…。あたしゃ、もうすっかりトラウマ状態です・・・・・・(涙)。>>続きはこちら!

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