世界最大の珊瑚礁と世界最古の熱帯雨林へGo! ~~エコナビ・オーストラリアのユニークな自然環境に迫る!

世界最大のサンゴ礁グレートバリアリーフ
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(遅ればせながら…)あけましておめでとうございます!
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

環境情報サイト「エコナビ」新年最初の更新として、「オーストラリアのユニークな自然環境に迫る!」の第三回がアップされました。

自称・オーストラリア通の人でも「知らなかった~」と好評のこのシリーズ、第三回は「世界最大の珊瑚礁と世界最古の熱帯雨林」。

タイトル聞いただけでわかってしまう人も多いかもしれませんね…(^_^;)
そう、日本人によく知られた観光地が多いクイーンズランド州です。
訪れたことのある人も多いのではないでしょうか?

世界最大のサンゴ礁グレートバリアリーフがあるのは、ご存じの方も多いと思いますが、なんと、世界最古の熱帯雨林もクイーンズランド州にあります。

そして、国内でも有数のバードウォッチング天国!
さらに、国内最大級の都会に暮らすコアラ営巣地があったりと、自然たっぷりの州なのです。

住宅地(人間)と野生のコアラの共存という観点では、最も興味深いエリアでもありますし、ちょっと行けば海も森もあり、様々な野生動物に出会える“生き物天国”~♪

動物や鳥、爬虫類など、生き物好きなら目が離せないクイーンズランド州の、知られざる魅力をたっぷりどうぞ!

世界最大の珊瑚礁と世界最古の熱帯雨林 -クイーンズランド州-

エコナビ「世界最大の珊瑚礁と世界最古の熱帯雨林 -クイーンズランド州-」

エコナビ「世界最大の珊瑚礁と世界最古の熱帯雨林 -クイーンズランド州-」

About Me
Miki Hirano平野 美紀 
自然に魅せられ、6年半暮らしたロンドンからオーストラリアへ移住。トラベル・ジャーナリストとして各種メディアへの執筆、ラジオ/テレビ出演などで情報発信しながら、メディア・コーディネーターや旅行情報サイトの運営も。目下の関心事は野生動物とエコ。シドニー在住18年。詳細なプロフィールはこちら。
執筆依頼、取材代行、メディア・コーディネート等、承ります。お気軽にお問い合わせください。

謎の生物の正体が判明した!

エビのお尻に刺さっていた謎の生物
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先日、スーパーでエビを1kgほど買ったら、1匹だけ、なにやら奇妙な形のものがあった。

んーーー??これは何???

普通のエビに比べるとやたら長い。

いや、よく見ると2匹がくっついて繋がっているような?
いやいや、さらによく見ると、繋がっている下の方の奴はエビではないように見える。

なんじゃこりゃ??

エビよりも黒っぽい“それ”は、エビの尻尾というかお尻のところに刺さっていた。

んーーーーー??なんだろ、これ???

お尻に刺さっている“それ”をひっぱって取り、マジマジとよく見ると、目があった。刺さっていたのは尖った口のようにも見える。

ちょっとタツノオトシゴに似ているような顔つき。
だけど、形が全然違う。
これまで見たことない奇妙な形の生き物だ。

とりあえず写真を撮って、本体の“それ”を空き瓶に入れて、冷蔵庫へ保管しておく。

その晩、ツイッターに“それ”の写真を投下。
もしかして、釣り好きな人などが知っているかもしれない…という、微かな望みをかけて。。

しかし、黒っぽくて奇妙な“それ”は、あまり見向きもされず(悲)…でも、一人のフォロワーさんが反応してくれた!

ちょっぴり期待に胸をふくらまし、回答を待つことしばし。

うーん、、やっぱり難しいか、、、、だって、生まれてこのかた、見たこともない生き物だものな。。さかなクンに訊かないと!(笑)

しかし、それから13日後、“それ”の正体を知る絶好のチャンスが訪れた!!

某テレビ番組のオーストラリア博物館での取材撮影に同行した際、取材対象の女性魚類学者のボスがでてきてくれたのだ。

彼は、オーストラリア博物館の魚系コレクションのマネージャーとして、魚を朝から晩まで調べている学者だから、きっと知っているに違いない!

それまで真っ暗闇の中にいたのが突然視界が開けたように、希望の光が見えてきた~~~ワクワクo(^▽^)o

取材の邪魔をしないよう、そっと彼に近づき、先日撮った写真を見せながら、訊いてみた。

「これ、先日スーパーでエビを買ったら紛れ込んでいたんですけど、何という名前かわかったら教えてもらえませんか?」

「うん?これはあれかな。サヨリの子供かなぁ?サヨリだと下の口が長いんだよね」

「下の口はとくに長くはないみたいなんですよね。よく見てください」

iPhoneの画面をピンチアウトして、大きく拡大し、もう一度見てもらう。

すると・・・・

「あ!!!」

急に彼の目がキラキラ輝き、思わずニタリとこらえきれない笑みをこぼしながら、

「ちょっとこっち来て!」

と彼の研究室へ連れていってくれた。

そして、大きなPCの画面になにやら打ち込んで、いくつかの魚系の生物が映し出された画面を見せながら説明を始めたのだ。

「これ見て。シーモスの一種だと思う。これらはSeamothといって、“海の蛾”と呼ばれているんだ。この中のどれかだろう」

シーモスは、魚のくせにほとんど泳がず、海底を這って移動するという。見た目も奇妙だけど、生態も相当奇妙だ。

「これは、よくいるんですか?」と訊くと
「うーん、どちらかといえば、すごくよくいるというわけじゃない」

ほう、それは意外と珍しいということなのかも。

「でもなんで、海の蛾、なんですか?」

「それはね、左右のヒレがバタフライの羽のようにみえるでしょ?それで、そういう名前がついたんだよ」

へぇぇ、なるほど…と思いながらも、イマイチ納得がいかない私。
なぜって?だって、エビに紛れ込んでいた“それ”には、ヒレは見当たらないのだ。

「でも先生、これ、ヒレはないように見えるんですけど…」

「ああ、たぶん、畳まれているんだよ。それ、捨てちゃった?」

「いえ、瓶に入れて、家に保管してます」

「じゃあ、見てみるといいよ。ヒレが畳まれているはずだから。あ、でもそれ、どういう状態で保管してるの?液体に浸かっている?」

「いえ、空瓶にそのまま入れてあります… でも、冷蔵庫に入れてるけど、だめ?」

「ううぅんん、、、きっと乾燥しちゃってる。。。。」

「えーー!?今から塩水に入れてふやかすとかじゃ、だめ??」

「ううぅんん、、、たぶん、無理。。。。」

えええええーーーーーーーっっ、ショックーーーーっ!!!
先生ここで苦笑い。

ショックを隠せない私を気遣って、いきなり違う話を切り出す先生。
「ちなみに、日本語でバタフライってなんていうの?」

ショックに打ちひしがれて、うつむき加減に小さな声で「チョウチョ」というと、

「え?チョチョ???チョウチョ????チョウチョwwwww」

あからさまに面白がる先生。

「ユニークで面白いね!」
「でも、(シー・モスの)モスは違うんです。モスは“ガ”と言います」

「え?ガ????ガ?????ガ?????」

こんどは面白がるどころか、狐にでもつままれたように、大きく目を見開いたまま、あっけにとられている様子。
たった一音の“ガ”が、あの羽のある虫を表す単語だとは、まったくの想像外だったようだ。

「日本語でモスは“ガ”、ただ単に“ガ”というんです」

何度も何度も“ガ”を発音してみせる私。
先生も続けて、“ガ”“ガ”“ガ”と真似して発音しながら、思わず、二人ともぷっと噴出して笑ってしまった。

チョウチョ、ガ、チョウチョ、ガ と何度も繰り返す先生(笑)。
相当この2つの日本語がお気に召したよう。(^◇^;)

とりあえず、あの謎の生物の正体がわかってスッキリしたし、先生に日本語教えてあげたら大層喜んでくれたし、めでたしめでたし?(^_^;)

家に帰って調べてみたら、シーモスSeamothは日本では「ウミテング」と呼ばれるものの一種のようで、トゲウオ目だそうだから、タツノオトシゴとは遠い親戚関係のような間柄だったことがわかった。だから、どことなく顔つきが似ていたのね。

で、コイツの名前は、98% 間違いなく Slender Seamoth だろうということも判った。たぶんそうだと思うけど、最近新種が見つかったそうなので、ちょっと油断できないかも(笑)。

(形はかなり違うけど)日本近海にもコイツの仲間が生息しているらしいので、詳しく知りたい方は以下のWikiのページでどうぞ。
ウミテング

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グレートディヴァイディング山脈って知ってる? ~エコナビ・オーストラリアのユニークな自然環境に迫る!

エコナビ「自然環境を大きく変えるグレートディヴァイディング山脈」
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環境情報サイト「エコナビ」で、7月から始まった新シリーズ「オーストラリアのユニークな自然環境に迫る!」第二回がアップされています。

第二回は「自然環境を大きく変えるグレートディヴァイディング山脈」。

オーストラリアの環境を語る上で欠かせないグレートディヴァイディング山脈ですが、その影響が最も手軽に見られるのがニューサウスウェールズ州です。

グレートディヴァイディング山脈をキーワードに、国内最高峰のコジオスコ山、世界遺産のブルーマウンテンズとウィランドラ湖群地域、恐竜時代から生き残った樹木ウォレマイ・パイン、コトドリやキバタンなどの鳥の習性や大昔に存在した巨大有袋類などにも触れています。

自然環境はもちろん、動植物に興味のある方も、ぜひ読んでみてください!

オーストラリア通の人でも、案外「知らなかった~」と、目からウロコな話かもしれませんよ?!

▼エコナビ連載コラム「オーストラリアのユニークな自然環境に迫る!」第二回:自然環境を大きく変えるグレートディヴァイディング山脈

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川口浩探検隊も真っ青!?オニアオバズク(オーストラリア最大のフクロウ)調査

オーストラリア最大のフクロウ「オニアオバズク」
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昨年から続けているオーストラリア最大のフクロウ「オニアオバズク」の調査。

この調査は、都市部に生息するオニアオバズクが、宅地開発などによって生息域を奪われ、個体数が減少していると予測されることから、オニアオバズクの営巣行動を観察し、ペアとなった後の繁殖から雛の巣立ちの様子までをモニタリングするというものです。

バードライフ・オーストラリアが主体となって行っているこのプロジェクトは、州政府の支援を受けて2011年に開始し、個体数減少が最も懸念されているシドニー近郊では、数年前から調査協力ボランティアを増員して調査を続けています。

詳細はこちらのページを読んでいただくとして・・・
※以下にちょっと古いけど、バードライフ・インターナショナル東京による日本語の説明あり。

オニアオバズクを探し求めて

調査開始前のワークショップ講義

調査開始前のワークショップ講義

試練の始まり・・・

まずは、調査方法などのワークショップ講義に参加し、担当する調査場所を割り振られるわけですが・・・アサインされた場所は結構遠いところで、何度も行くのはちょっと無理、、という感じだったので、割振り担当のC嬢に担当調査場所の変更を願いでたわけです。

そしたら、C嬢から連絡があり、今週末J女史が新しい場所を案内するので、一緒に行ってみて~と連絡あり。これが試練の始まりだった!?。゜(゜´Д`゜)゜。

連れて行かれたのは、我が家からほど近い国立公園に隣接する森。

国立公園に隣接する深い森

国立公園に隣接する深い森

J女史は、「ここって週末とか夜とか、酔っ払いやちょっと変な輩がいるから気をつけてね」といいつつ、森へと続くけもの道(といっても、たぶん人が雑草取りなどで通ってる道)をずんずんと入っていく…

こうしてJ女史率いる我ら探検隊はミッションを開始したのでした。
※ここからは、J女史のことを「隊長」と呼ぶことにします(笑)

けもの道のようなトレッキング・コースは、この国じゃ珍しくないから、最初はまったく気にしてなかったんだけど、だんだん雰囲気が怪しくなってくるじゃありませんか!

森はどんどん深くなるし、草がぼうぼうに生えていて、私の背丈ほどのところもあって、前がよく見えない…
元々けもの道状態の道もあるようなないような…

なのに、隊長はそんなことたぁお構いなく、何食わぬ顔でずんずん森の奥へと入っていきます。

道なんてない!原生林が生い茂る前人未到の地

道なんてない!原生林が生い茂る前人未到の地

沼にハマる・・・

そもそもオニアオバズクは、小川が流れているような湿地帯近辺に生息しているため、なんだか足元もぐちゃぐちゃしてきた… というのも、ちょうど一週間前くらいに嵐が来て、大雨が降ったために、普段なら固めの砂地のところでも、水たまりができてぬかるんでいたのです、、(;´д`)

しかも、嵐の時に倒れたと思われる木や枝が行く手を塞いでいる。それを素手でかき分けて、倒木を乗り越え、まだまだ先へ進もうとする隊長。

「うーん、、やっぱり嵐でオニアオバズクが巣にしそうなうろ穴のある大きな木が倒れちゃってるわね…」

と、ぼやく隊長に「もうこの先へ行っても無理だから、引き返そうよ」と、やんわりと言ってみましたが、ウフフと不敵な笑みを浮かべて、聞く耳持たぬ隊長。さらに、どんどん奥へと突き進んでいきます、、、orz

状況はさらに悪くなり、増水した川が目の前に立ちはだかった!

「やっぱり戻ろうよ~ もうムリだよ~、、、」

半分涙目で訴えてみるも、

「大丈夫よ。まだ行けるはず!」と意に介さない隊長… 
うわーん、帰りたいよぉ、、戻ろうよぉ、、、と心の中で叫ぶ私…(×_×)

川を回避して、今度は山側へと登り始めた隊長だけど、さすがに、そんなところに道なんてあるわけない。前が見えないほど生い茂る背丈の高い草に阻まれて、なかなか先へ進めません。しかも、途中には大きな水たまり(てか、もう沼…)も、、

だから言ってるじゃん、、引き返そうって、、、。゜(゜´Д`゜)゜。

沼と化した原野をずんずん進む隊長

沼と化した原野をずんずん進む隊長

謎の呪文・・・

その時、隊長が呪文のように何かを唱え始めたのです!

「ワラビーさん、教えて。こっちであってるわよね?ねえ、ワラビーさん教えてちょうだい」

?!?!?!

そして私に向かってこう言うのです。
「ワラビーさんが通っている道だから、きっと大丈夫よ!」

?!?!?!
え?!?!?!私たち、ワラビーじゃないけど?!?!( ̄д ̄;)

その後も彼女は、ワラビーが通っているはずだから大丈夫と言い張り、戻るという決断を一切せぬまま、前進を続けたのです。。。。。

もう、ここからは自力では引き返せないし、まさか(歳をくってるとはいえ)女性一人をおいてゆくわけにもいかず、仕方なく、隊長の後をついていきましたよ。こうなりゃ、ヤケクソ!!ヽ(;▽;)ノ

森の中をさまようこと数時間、ようやく、車の通る道路が見えてきた!
川を回避したはずなのに、やっぱり川のほうへ出ないと道路へはでられないということがわかり、再び川を目指す我らJ探検隊。いよいよ日も傾いてきた。

ようやく川に辿りついて、愕然、、、

普段は穏やかなはずの川(小川よりちょっと大きめくらい)は、大雨で普段の2倍以上に増水していたのです…。途中では茶色い濁流が渦を巻き、かなり深そう、、、

目の前は真っ暗。あー、今度こそ本当にお手上げ、、、、

とその時、隊長が何かひらめいたように声を高ぶらせて、こう言ったのです。

「あそこの木が渡れるわ!」

彼女が指差す方向へ目をやると、そこには嵐で倒れたと思われる、ある程度大きな木が川に横たわっていました。

嵐で倒れて川の上に横たわった倒木

嵐で倒れて川の上に横たわった倒木

でも、さすがに、どの程度の強度があるかわからないし、あそこまでも結構あるし、無茶しないほうがいいんじゃ・・・
・・・と言って聞く耳持つような隊長でないことは、ここまでの経緯で十分にわかってます。>キッパリ

隊長が先頭に立って、その木を目指して前進・・・と、その時!

「あ”ーーーーーっ!!」

増水で沼のようになっていた川岸に、右足がずぼっとハマってしまい、抜けられなくなった隊長。手を貸して、引きずりだし、ようやくアリジゴクのような泥沼から救い出すと、隊長は腿あたりまでドロドロ… (*´・ω・)ダカラヤメヨウッテ

しかし、そんなことを苦にするような隊長じゃありません!
また、呪文のように「ワラビーさん、ここ通れるわよね?」といいながら、ずんずん川に横たわる木を目指して進んでいくのです。

だ・か・ら・私たち、ワラビーじゃないってば。(◞‸◟)

何度も泥沼にはまりながら、ようやく木にたどり着き、まずは隊長が渡り、続いて私も渡り、脱出不可能と思われた前人未到の深い森から、なんとか抜け出すことができたのでした。

棒で叩いて確認しながら、先陣を切って渡る隊長

棒で叩いて確認しながら、先陣を切って渡る隊長

我らJ探検隊は、今回の探検で、最大のミッションであったオニアオバズクの巣をひとつたりとも見つけることができず、得たものといえば、沼にハマった時に数匹のヒルに食いつかれて血だらけになったことと、泥だらけになったこと、そしてプーマの長靴が浸水して壊れたってことだけ。悲しーーーっ!!(T ^ T)

しかし、この調査はまだまだ続くのです。。我々はオニアオバズクに会うことができるのか?!乞うご期待(笑)

無事戻れてよかった。さもなくば、こうなるところであった、、

無事戻れてよかった。さもなくば、こうなるところであった、、

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世界で一番ハッピーな動物!「Quokka #クオッカ 世界が撮った小さなともだち」予約受付開始♪

Quokka #クオッカ 世界が撮った小さなともだち
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クオッカの写真集が発売されることになりました~!👏👏

The happiest animal on Earth(地球上で最もハッピーな動物)と言われるクオッカ。そのかわいらしさと人懐っこさで世界中の人々を虜にしています。

写真SNSのInstagram(インスタグラム)で、「かわいい~」とブレイクしたクオッカと一緒に撮ったセルフィー写真。世界各国のメディアでも取り上げられ、ますます人気上昇♪

そんな、インスタグラムに続々とアップされた動物と人間の垣根を越えた交流の記録が、1冊の写真集になりました!

本書で、クオッカに会いに行くため&クオッカを知るためのガイド役として、文章を担当させていただきました。また、昨年撮影してきたクオッカだけの写真いくつかとロットネスト島の写真も載ってます。撮影者はインスタグラム・アカウント @Tabimag

発売は9月13日(出荷は14日?)です。が、アマゾンで予約の受付が始まりました!!

写真集というカテゴリーですが、私が担当させてもらった後半部分は、クオッカに会うための旅行ガイドとして十分に役立つ内容になっています。もちろん、クオッカがどんな動物か?ロットネスト島がどんなところか?ということもバッチリ解説。

小さな絵本のようになっていますので、小さなお子さんと一緒に読んでいただくのにもぴったりですし、動物好きの方はぜひ一冊お手元に♪

クオッカとヒト(人)との幸せな瞬間をずっと残しておきたい――
そんな思いから生まれた「Quokka #クオッカ 世界が撮った小さなともだち」。どうぞよろしくお願いいたします!

―― 以下、Amazonの説明より ――

いま、世界が大注目!
オーストラリアの「幸せを運ぶ動物」。
世界中の人々がいっしょに撮ったインスタグラム写真を収録。

“こんな動物、知らなかった” “可愛すぎる” の声が殺到!
動物好きでなくても必見、日本初のクオッカPHOTO BOOK。

ライターの平野美紀さん(オーストラリア在住)による、
「クオッカに会いに行く」ためのやさしい解説付き。

クオッカとは:
オーストラリア(ロットネスト島)に暮らす野生動物。カンガルー科で、お腹の袋で子どもを育てる。
笑っているように見える表情と、外敵がいない環境から「幸せ」の象徴とされる。

 

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エコナビで新コラム開始!新シリーズ「オーストラリアのユニークな自然環境に迫る!」

エコナビ新シリーズ「オーストラリアのユニークな自然環境に迫る!」
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環境情報サイト「エコナビ」で新コラムを開始しました!

新シリーズは「オーストラリアのユニークな自然環境に迫る!」。

雄大な自然やその特徴、地域によって異なる環境とそこで育まれてきた独自の生態系にスポットを当て、オーストラリアの魅力を再発見してもらえるような内容にしていけたら、と思っています。

第一回は「知っているようで、意外と知らないオーストラリアという国。

タイトルの通り、よく知られた国でありながら、意外とみんなが知らないことがいっぱいあるオーストラリアについて、のイントロ的な内容になっています。

今回のシリーズのコンセプトは以下のような感じです。
これまでの連載同様、どうぞよろしくお願いします!

7つの州と準州、そして、首都特別地域からなるオーストラリア。
日本の約20倍もの面積を誇る広大な国土には、熱帯から温帯、そして乾燥(砂漠)気候など、寒帯(亜寒帯を含む)を除いた地球上でみられるほとんどの気候帯が存在します。また、南半球にあるため、日本とは季節が逆。理論上ではわかっていても、実際に体験してみると不思議な感じがするかもしれません。

そして、以前のシリーズ「オーストラリアの野生動物保護」でもご紹介したように、この国には、ゴンドワナ大陸から引き継いだ自然が残ることから、他の大陸では見られない固有の動植物がたくさん見られますが、こうした生態系にも気候の違いが強く影響しています。そのため、地域ごとにも独自性が強く現れ、かなりユニーク!

こうした地域によって異なる自然環境とそこで育まれてきた独自の生態系にスポットを当て、各州の特徴を中心にご紹介していきたいと思います。

エコナビ「オーストラリアのユニークな自然環境に迫る!」

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シドニーを襲った100年に一度の猛烈な嵐が示唆するもの

シドニー北部沿岸部で被害にあったビーチフロントのカフェ&パブ
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 2016年6月3日の夜から5日にかけて、シドニーを100年に一度という猛烈な嵐が襲いました。

 今回の嵐は、北からの暖かく湿った空気が大量の雨と強風をもたらし、ブリスベン辺りから南下しながら移動。シドニーに到達する頃には、サイクロン(台風)のカテゴリー1級となり、わずか2日程度で6月の平均降雨量に達したほど!

 嵐の通過ルートとなった東部沿岸部一帯で、川の氾濫や貯水池が溢れるなどして洪水が発生、各地で大きな被害を出しました。

 中でも、最も大きな被害が出たのが、シドニー北部ビーチ『ノーザン・ビーチズ』と呼ばれる地区の湖と海に面したエリアです。かつてないほどの豪雨に見舞われ、大量の雨水が湖に流れ込み、湖があふれ、周辺の住宅地が浸水。

 その上、5日がちょうど新月に当たり、大潮(潮の干満の差が最も大きくなる)となったことから、満潮時には2m以上海面が上昇。この湖は、海と繋がっているために、満潮時には湖面も上昇し、さらに大量の水が周辺の住宅地に溢れだしてしまったのです。この結果、この地区の住民数百人が避難を強いられることになりました。

 また、海面上昇と共に猛烈な嵐が高波を引き起こすことが予想されたため、海に面した住宅はとくに注意が必要でした。

 実は、嵐が本格化する前の3日午前中のうちに、SES(State Emergency Serviceの略で、州の緊急救助隊)が、『津波避難マップ』を発表していました。これは、津波などによって洪水が発生した場合、どの辺りがどの程度浸水し、被害がでるかをシュミレーションしたものです。

 しかし、SESのFacebookにこのマップのことが投稿された途端、「この嵐によって、こうなるというの?」「こんな時に発表しなくても!」などと、批判的な書き込みが相次ぎ、パニック騒ぎとなったため、SESが「津波警報ではない」とコメントを発表するなど、大きな騒動に発展。人々は、被害に遭うことなど想定しておらず、他人事のように思っていたのかもしれません。

Tsunami evacuation maps for Sydney and NSW making waves on social media
‘This is not a tsunami warning’: Evacuation maps cause panic

 ところが、実際、シドニーに嵐がやってきた時、まさにこのマップの避難レッド・ゾーンとされたエリアが、とんでもない被害に遭ってしまったのです!

 猛烈な嵐が引き起こした高波が、満潮時の高潮と相まってその威力を増し、海は大荒れ。津波避難マップでレッド・ゾーンで示されたビーチ・フロントの住宅に、巨大な波が襲いかかりました。

 波の破壊力は凄まじく、ビーチ(砂浜)が50メートルほどそっくりさらわれ、住宅の一部が崩壊。プールや塀、バルコニーの土台などが海側へ落ちてしまいました。この住宅は、嵐が去った今でも、高潮による大波が押し寄せているために、毎日、徐々に土地がえぐられ、今にも家屋が落ちそうな状態になっているところもあります。

 実は、このビーチは、以前から専門家らがこうした危険性を指摘しており、シー・ウォール(防波堤)を造る計画がありました。2002年には、該当カウンシル(役所)が、1.1kmほどのシー・ウォール造成計画を発表したところ、住民らの猛反対にあい、数千人規模のデモに発展。計画がとん挫した経緯も…。

Wall of humanity lines up against councils November 18 2002

 その後、2014年にもシー・ウォール造成が議会で認可承認されたのですが、費用をだれがどの程度負担するかで揉め、計画途上となっていたのです。

 というのも、こうした問題は、関係するのが個人の所有地となり、それを造ることによる恩恵を受けられるのは、あくまでもそこに住む住民のみですので、公費(税金)をどこまで投入していいのか、という難題がつきまといます。無関係の住民は、税金が使われることに反対の立場をとるでしょう。

 シー・ウォールを造るのには、一軒当り140,000豪ドル(現在のレートで1,116万円程度)かかるそうですので、喜んで払いたいという人は少ないでしょうし、ましてや自分にはなんら関係のない人が、支払った税金が使われることを嫌がるのも無理からぬ話。

 とはいえ、カウンシルと州政府もこのまま放置するわけにもいかず、該当住民と話し合って、被災した住宅が面している海側に共同でシー・ウォール造るという話になってきていますが、わずか500メートルほど1ブロック先の住民らは、「うちだってまったく被害がないわけじゃないし、今後、同じようなことが起こらないとも限らないのに、うちのところには造ってもらえないなんて!」と、不公平感をあらわに…。

 それに津波だけに限らず、川が氾濫しやすく、洪水が起きやすいエリア、豪雨などで地滑りが起きやすいエリア、この国ならブッシュ・ファイヤー(森林火災)が起きやすいエリアなど、様々な自然災害の危険性が高いとされるエリアは、言い出せばきりがないほど、他にもたくさんあります。

 高波に襲われる危険の高いビーチ・フロント住宅のみ、役所や州政府の援助の下で災害対策が施されるのはフェアじゃない!他にもあるこうした様々な自然災害の危険と隣り合わせで暮らしている住民たちへの援助はどうなるのか?など、厳しい意見もチラホラ……。

 ビーチ・フロントの家は、たしかに風光明媚で、住んでいて気持ちいいことでしょう。毎日、目の前に広がる海を眺めながら暮らせるなんて、なんて贅沢な!と思う人も多いと思いますが、こうした被害に遭うリスクは、どうしても高くなることは否めません。リスクを覚悟で住むか、という問題に直面しそうです。

 今回の件で改めて感じたのは、住むところを決める時は、可能な限りリスクの低い場所を選んだほうがいいよなぁ…ということ。自然の脅威は、人間が推し量ることなどできないと認識しておくことが重要だとつくづく実感したのでした。保険会社や役所との骨の折れる交渉も含め、誰の責任だとか、誰の(何の)せいだとかいう面倒な闘争にも巻き込まれたくないしね…(^_^;)

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