ポルトガルは、キリスト教や鉄砲の伝来など、中世の頃から日本の歴史上に数々の足跡を残してきた国。キリシタン大名が天正少年使節団を派遣するなど、双方の行き来も盛んに行われ、様々な文化がもたらされた。日本に根付いたポルトガル文化の中には、カステラ、ボタン、タバコ、パン、そしてテンプラ（天ぷら）など、現在ではすっかり日本語として使われるようになっているものも多く、ポルトガルと日本との古くからの深い繋がりを感じることができる。

そんな、近くて遠い国ポルトガルは、ヨーロッパの中でも一番西に位置している。現在日本からの直行便はなく、ヨーロッパ各地での乗り継ぎが一般的だ。ヨーロッパの主な都市、ロンドンやパリ、フランクフルトなどでの乗り継ぎが、最も便数が多く便利。また最近は、首都リスボンだけででなく、南のリゾート地ファーロなどへ直接乗り入れている航空会社もあるので、自分の旅の計画に合わせて選びたい。

また、ポルトガルも日本と同じく、南北に長い国。南はヨーロッパ有数のリゾート地が連なり、首都リスボン周辺とその東側内陸部には中世の雰囲気漂う町が点在し、北にはかわいらしい小さな田舎町や古城が聳える歴史的な地区などがある。

旅するのに最適な季節は、やはり春から夏。南に位置するポルトガルと言えども、冬場はヨーロッパ特有の曇天が続き、雨の日も多い。また、南北に長いため、季節の変わり目は、北と南とでは気温差も大きいので、服装には注意して！

ポルトガル投資観光貿易振興庁
ポルトガル政府観光局（英語）