トラムが走る、ヨーロッパ調の街並みが美しいメルボルンを散策!
四季折々の花々や緑あふれる美しい庭園が、いたる所に点在するメルボルン。オーストラリアではシドニーに次ぐ、第2の都市でビクトリア州の州都でもある。シドニーに比べると、こじんまりとしているが、ヨーロッパを感じさせる街並みと、市内を行き交うクラシックなトラムが印象的で、シドニーよりも入植時代の古き良き時代の香りが漂う街だ。
この街では、まず中心であるスワンストン・ストリートから歩き始めよう。この通りには、19世紀後半から20世紀初頭に建てられた、ビクトリア調やエドワード調の建物がいくつも残っている。
そして、碁盤の目のような市内中心部から郊外へと伸びる道は、それぞれが異なる雰囲気を持ち、そぞろ歩くだけで楽しいところ。
市内中心部には、観光用の無料トラム「シティ・サークル」が走っているので、上手に使えば手軽に安上がりな旅ができるのもウレシイ。
トラムに乗り込んだら、トレジャリー・ガーデンとフィッツロイ・ガーデンへ。トレジャリー・ガーデン脇には、キャンベラが首都に遷都されるまで、首都であったメルボルンの面影が垣間見られる「旧大蔵省」の建物がある。この建物もルネッサンス様式を踏襲した、19世紀半ばの建物だ。そして、美しく整備されたフィッツロイ・ガーデン内には、本国イギリスから移築されたキャプテン・クックの生家がある。公園内の並木道をのんびりと歩いて、ガーデン・シティを実感しょう。
また、公園のすぐ近くにあるセント・パトリック聖堂では、19世紀末のゴシック様式を見ることができるので、建築に興味のある人は見逃せないポイントだ。
ガーデン・シティの真髄(?)を堪能したら、再びトラムに乗って、今度はメルボルン最古のマーケット「クイーン・ビクトリア・マーケット」でメルボルンの奥深い食文化を実感!
今ではすっかり観光名所になってしまっているので、お土産品などもたくさん並んでいるが、まだまだ活気ある市場の様子も垣間見ることができる。また、ここには、多国籍な屋台も立ち並んでいるので、メルボルンに居ながらにして各国料理を食べ歩くこともできる。こうした、メルボルン最古のマーケットの隅々を効率よく周るツアーも催行されているので、興味のある人は参加してみるのも面白い。
そして、メルボルンのもうひとつの顔、ヤラ川を挟んだ南側は、カジノやビクトリアン・アーツ・センター、ショッピング・センターなど、ちょっと近代的なエリア。最近は、新しいレストランやバーも数多くオープンし、地元の若者達に人気のデート・スポットとなっている。
また、週末は地元の人達の憩いの場所でもある海辺の町、セント・キルダなどへも、 トラムで手軽に行けるので足を伸ばしてみたいところ。
《日本からメルボルンへ》
日本航空、カンタス航空が共同運航で直行便を毎日運行。
*成田発で、所要約10時間15分
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