12月3日
天気 :はれ

今日で連続8勤。もう私も、チェリー選びのプロフェッショナルと言っていいんじゃないかしら、なんて思う今日この頃。だてに、一日鍋一杯チェリーを食べているわけではない。それでなくても仕事熱心な日本人。老眼の始まっているオージーのおばちゃん達に負けるはずがないのだ。 いや、今日は、オージーのババァどもと呼ばせてもらおう。 「仕事も出来ないくせに文句ばっかりいっちょ前にいってんじゃねーぞババァ」という文章が、もし私が英語で言えていたなら、言っていたかもしれない。

今日は、ベルトコンベアを流れてくるチェリーの量がいつもに増して多く、忙しかった。ベルトコンベアは4つあり、それぞれ、何人かずつに分かれてレーンにつく。今日の私のレーンは、私とフキ、あとオージーババァが3人の、計5人だ。大量に流れてくるチェリーを私とフキは必死で取っていた。しかし、隣のプロレスラーのようなおばさんはひたすらチェリーを食っていた。私よりベルトコンベアーの下(しも)にいたババァ2人はずっとペチャクチャしゃべっていた。手は動かしているものの、汚いチェリーをつまみ出すスピードは遅い。

しかし、そのずっとしゃべりまくっていたババァの片割れが言った。「汚いチェリーがいっぱい流れてくるから、もっとちゃんと取ってちょうだい!」

殺気すら感じた。フキは「うぜーんだよババァ」と日本語で言い返していた。

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