家から仕事場までの道のりに、キャラバンパークとテントサイトがある。 私と同じチェリーヘブンで働く人々が、暮らしているのだ。 ピッカーのリーとダンという2人のオージーの若者と友達になった。
今まで「ハロー!」と挨拶するだけの中だった私と彼らを急接近 させたのは、子犬である。 リーの飼っている生後4ヶ月の2匹の子犬のお陰で、私は自然に彼らに話し掛けるこ
とができた。
実は前々から彼らとは仲良くなりたいと思っていたのだ。特にリーと。 なぜならリーが男前だから・・・ではなく、リーのキャンピングカーは 仕事場から家までの帰り道のちょうど真ん中の辺りにあり、ちょっとひと休み
したいポイントなのだ。 「お茶でも一杯飲んでいきな!」と言ってくれないかな、なんて、前から フキ(先に帰ってしまった私の相棒)と話していたのだ。
なんて打算的な。
案の定、「お茶でも飲む?」と聞かれたので、ごちそうになっていった。 決して美味しいとは言えないコーヒーを・・・ ミルクが牛乳ではなくて、粉ミルク。ひょっとして子犬と兼用か??
まあ20人で1つの冷蔵庫を使っているとのことだから、フレッシュミルクは 買えないのかもしれない。 桃(この果樹園にはチェリー以外にも、桃とプラムがある)も御馳走になった。
さすがピッカー! どこに食べごろの果物があるか、よく知っている。 私も桃の存在は知っていたが「まだ硬くて食べれないなー」と諦めていたのだ。
リーもダンも、私が随分前からここで働いていることを知っていたみたい。 毎日、愛想良く挨拶したかいがあった。 話も楽しい!明日も子犬と遊びながら、彼らと話をしよう。
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