12月20日
天気 :はれ

「明日はTinsel dayだから、クリスマスの格好をしてきてね!」と、 昨日アーナの末っ子の娘に言われた。

Tinsel day. 初めて聞く言葉だし、クリスマスの格好をして仕事をするなんて初めて。 お祭りごと大好きな私としては、サンタの帽子をかぶったり、天使の羽をつけて いったりしたかったのだが、こんな山小屋には何も無い。 みんな(コテージに住む女の子達6人)で話し合った結果、 以前セーラが買ってきて、家の周りを飾るのに使っていたキラキラのモールを ハサミで切って、頭に飾っていくことにした。

朝、1つしかない鏡の前で、みんな押し合いへし合いしながら 頭に銀色のキラキラをつけて仕事場に(おかげでちょっと遅刻・・・)。 多くのおばさん達は何もしていないが、若い女の子は 私達と同じように頭に飾りをつけてきている子がけっこういた。 サンタの帽子をかぶってきている人も。 アーナやイアン(アーナのだんな。婿養子)も、胸に赤と緑のリボンで作った 蝶ネクタイをつけている。

しかし一番気合いが入っていたのは、スタローン!(パートのおばさんたちの リーダー格。シルベスター・スタローンに似ている。髪型も同じ。) クリスマスのTシャツに、クリスマスのイヤリング、赤と緑のリボンで頭を飾り なんとトナカイの角のカチューシャまでしてきている。 さすがリーダー!
すっかりクリスマス気分で、みんなでクリスマスソングなどを口ずさみながら 家路についたのだが・・・

この日の夜は本当に大変だった。 私やエリーナ、ジョージ(3日ほど前に、隣の部屋から引っ越してきた)が 生活していた部屋が、ハチまみれになったのだ。 その数、100匹は下らない。 家の壁の中にハチの巣があることは前から知ってはいたのだが、 まさかこんなことになろうとは。 壁の隙間、天井の隙間からどんどんハチが入ってきて、壁が真っ黒になっている。
以前からハチはよく部屋に入ってきていて、私も1日に20匹くらい殺した日も あったが、さすがにこれは意気消沈。 私のバックパックや、洗濯物など、荷物にもハチが集っている。 私は荷物と共に、隣の部屋に引っ越し。 隣にもハチはいたが、ほんの(!?)20匹程度だったので、まあ良しとする。 ジョージとエリーナは、セーラのテントで寝ることに。

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