バスの発車時刻は午前8時10分。
毎朝7時から働いていた私にとっては、「今日はゆっくりだな」なんて感じてしまう。
6時半に仕事に出かけていくエリーナとセーラを、見送った。 ジョージは昨日、シドニーに向け出発した。 エリーナとセーラは、明日旅立つ。 私とミツちゃんエリーナとジョージは、シドニーでの再会を約束した。
「一緒にクリスマスキャロルを見よう!」と。
ラウンドの途中のヒトミちゃんは、メルボルンへ。 オージーのセーラは、実家のあるニューキャッスルへ。 ずっと一緒に生活していた仲間が、一気にバラバラになるなんて、変な気分。
もう、チェリーの季節も終わりだ。
シドニーまで、バスで6時間。 行きは、ものすごく長い道のりに感じられたが、帰りはあっという間だった。 疲れていたのだろう。私も、同じバスでシドニーに向かったミツちゃんも
ずっと寝ていた。
気が付いたら、見なれたシドニーのセントラル駅。 その周りにはチャイナタウン。アジア人で溢れている。 そういえば、Young ではアジア人なんてほんの2、3人くらいしか見かけなかった。
「ピッキングをしよう!」と決めた時のことを、考えてみる。 ラウンドをするためのお金も溜めたかったが、今までと生活を変えてみたい という気持ちもあったように思う。
43日間、それまでのシドニーでの生活とは全く異なった生活をして、 自分の何が変わったかというと、何も変わっていない。 痩せなかったし(笑)、日焼けもしなかったし。
でも、今自分のいるシドニーの街が、ちょっと違って見えるということは 何かが変わったのかもしれない、とも思う。
車がいっぱい走ってる。 人がいっぱいいる。 目が合っても挨拶をしない。
Youngとは全く違うけど、ああ帰ってきたんだな、と思う。
クリスマスとニューイヤーを過ごした後、2月からラウンドに出る予定だった私だが、 一月の末頃から、どこかでまたピッキングしようか、なんて考えている。
とにかく楽しかった! このピッキング日記(パッキング日記になってしまったが・・・)も、最初は 「今日もピッキングをした。明日もピッキングをする」なんて具合になってしまうの
ではないかと心配していたのだが、毎日同じことの繰り返しの中に、 色んな出来事があった。
ワーホリ予備軍、ピッキングは楽しいぞ! 悪い話も時々聞くけど、自分でやってみなければ、この楽しさは分からない。 それでは長い間、ありがとうございました。
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