今日からいよいよエアーズロックに向けて出発だ！
朝６時３０分、まだ暗いアリススプリングスの街を後に、１７人多国籍の人を乗せたマイクロバスは出発。
２泊３日の行程は

１日目 キングス・キャニオン登山
　　　　　ブッシュキャンプ

２日目 アボリジニ・カルチャーセンター
　　　　 サーキット・ウォーク
　　　　 エアーズロック登岩
　　　　 エアーズロック・サンセット
　　　　 エアーズロックリゾート・キャンプサイト

３日目 エアーズロック・サンライズ
　　　　 ザ・オルガズ
　　　　 ラクダ

という、とても簡単なもの・・・（な〜んて 楽に考えてた私がバカだった・・・）

アリス・スプリングスから南西へ３３０ｋｍ、まずは「キングス・キャニオン」へ。 ここまでの道のりはかなり悪く、まったく整備をされていない道を ２００ｋｍほど突き進む。
道路には穴がボコボコ空いてて、マイクロバスは今にも壊れそうな音を立ててる！！そんなのをまったく気ににもせずに、ドライバーガイドの「マット」は、ひたすら 時速１００ｋｍでガンガン 突き進む。
マイクロバスの中は 真っ赤な土埃でいっぱい・・・ 目・鼻・のど が めちゃめちゃ痛い！！！

だだっ広い砂漠には、牛や馬 そして野生（？）のラクダまで居る！ オーストラリアのグランド・キャニオンといわれるキングスキャニオンは、切り立った岩の高さ２７０ｍ 変った形の砂岩が集まり、深い裂け目や高い塔 山脈などが 場所によって真っ赤な岩肌を見せてくれたり、紫色だったり、さまざまな色や景色を楽しませてくれる。

歩くコースも色々あり、なんと私たちは一番距離が長く過酷な「ザ・キングスキャニオン・ウォーク コース」を行くことに。
アップダウンが激しい ６ｋｍを ３時間ほどかけて歩く。 始めはあまりにも壮大な眺めにうっとりしながら足取りも軽快だったんだけど、 だんだん斜面も急になり、アップダウンも激しく、もう 足元を見てひたすら歩くのみ！
ガイドの「マット」は、気にもせずにガンガン登っていく・・・ やっと マットが止まった！もう足はがくがく笑ってる・・（笑） そこは切り立った岩に囲まれた渓谷が２００ｍ程下の方に見える。 そして遥か向こうには、その渓谷の川に降りる為の長い長い階段が降りている。 まさかここを降りるなんてことはないよねぇ・・・ちょっと心配になってきた・・・

という予感は的中。ここから先は一本道だから矢印を頼りに階段を降り、自分達で歩けと・・・まあ 自分のペースで歩けるからいいか。 もう、とにかく眺めは素晴らしく、不思議な形をした岩がたくさんある！ 柔らかい砂岩が長い年月をかけ雨風で侵食され、さまざまな形を作り出したんだなぁ・ ・・ そしてひたすら歩くこと３時間。私たちは途中道を間違えすごいがけを降りました。

ほかのガイドさんに「なんでそんな所から来てるんだ！」と下から怒られちゃった。 （だって矢印がぜんぜんないんだもの・・・）下り終わったらもう３時前、とにかく お腹がペコペコ！ ここでサンドウィッチを欲張って２個も食べちゃいました・・・
のんびり休憩をして、私たちはキャンプ地へと・・・ 途中、エアーズロックもどきの「マウント・コナー」を遠くから眺めたんだけど、バスの中で曝睡していた私は何の説明も聞いてなくて、この山を見て「おおおっ！エアーズロックだ！！」と１人で大感動！（笑）
このマウントコナーはエアーズロックよりも３ｍ低いだけの１枚岩らしい・・・ （「もどき」なんて書いてゴメンネ・・・）

途中 ビールを買ったり、休憩をちょこちょこ取り辺りはもう真っ暗。 マットが急に車のスピードを緩め「よく通り過ぎるんだよ」と道を探してる・・・ すると「えッ！？」というようなすごい所で急に曲がった！ そこはぜんぜん道じゃない！通り過ごすはずだよ・・・何もないもん・・・ 私たちはここでブッシュキャンプ。
暗くなりもうすっかり冷え込んできた・・・かなりさむいゾ・・・ みんなで薪を拾い、キャンプ・ファイヤー。 ディナーはチキンソテーと野菜たっぷりの焼きそばもどきをみんなで作る・・・ はずなんだけど、１７人分頑張って野菜を切ってるのに、誰も手伝おうとしない・・ ・ １時間ほどかけてやっとディナー完成！キャンプ・ファイヤーを囲み満天の星空の中のディナー！最高です！
みんなでおしゃべりをしているうちに、もう１１時を過ぎそろそろ寝る支度を・・・ もちろんブッシュ・キャンプということで、テント無し・・・ 地面の上に「スワッグ」というタタミ１枚分ぐらいの大きな寝袋の中に、自分の寝袋を入れ、チャックを全部閉めその中で眠る・・・ 思うように身体も曲げれず、寝返りもうてず、かなり寝心地悪いゾ。 しかも かなり厚着なのに、めちゃめっちゃサムイ！！ 私 明日の朝 体中の血管凍ってないかなぁ・・・