理解しがたい…返金システム

標準

例えば日本で。売り出しの広告チラシが入ってきた場合。どうせ買い物に行くなら、あのチラシに載っていたアレを買おう!と思いますよね?

しかも、本当にそれが欲しいものだった場合、無くなっちゃ困るのでダッシュで店に行き、まだあるのを見つけた瞬間、なにやらすんごく嬉しくなってしまい、「ラッキー☆」と心の中で叫んで一人ニタニタしてしまったり…(^^;。

そして、もし、そのものに対して支払いをしようとした時、広告に載っていた特売価格ではなく、通常価格でレジを打たれてしまった場合。すご~く戸惑う。「どうしよう、言おうか。言うまいか…」と。でも、そこで「それって広告に載ってたと思うですけど?」と、さりげな~く主張してみる。「あ、すみません。そうでしたね」と、レジ係りの人がすぐに対応してくれたら、すごく安心(笑)。

でも、もし、支払ってしまってから値段が違っていたことに気づいてしてしまった場合。これもまた困ります。。再びレジへ持っていって言うか、どうしようか、と。たぶん、大抵の場合は、一応言いに行くと思います。その差額が大きければ、大きいほど。でも、それがほんの小額だったら「ま、いっか」としてしまうこともあるでしょう。私もそのクチ(^^)。

そしてここで、差額を申し出たとします。その場合、普通の対応なら「あ、すみませんでした。それでは、こちらが△△円で特売価格が○○円ですから……では、その差額○円のお返しです」という感じでしょうか。

でもねー、ここシドニーでは違うんですよ。。なぜなのか、よくわかんないけど。ここシドニーでも広告チラシが入ってきます。日本ほどのお得感はありませんが、、

先日入ってきたスーパーの広告に「みかん1kgで1.99ドル」というのがあったのです。それほど絶対に買わなきゃならないものじゃなかったけれど、たまたまそのスーパーに買い物に行ったので、そのチラシに載っていたみかんを10個ほど袋に詰める。(ちなみに別の品種のみかんは、広告のそれより1kgあたり約2ドルほど高かった)そして、レジへ。

袋に入っているみかんは、広告に載っていた1kg=1.99ドルのはず。なのに、係りのおばさんは、約2ドル高かった別の品種でレジを打ってしまったのです。みかんは10個でちょうど1kgをちょっと欠けるくらいでしたので、本来なら2ドル以下のはずですが、レシートには、3.46ドルの表示が…。

ここでまたまた迷いました。言うべきか、「ま、いっか」にするか。。ここで一旦レジを通過してしまった場合、カスタマーサービスへ申告しなければならない、というのも少々面倒。でもこの時は、一応言いました。

「あの~、これ、あの広告のみかんなので、1kg=1.99ドルのはずなのですが?」

「あー、すみません。ちょっと確認してきますね(←ここまでは、一般的な対応)」 そして戻ってきたカスタマーサービス係りのおじさんは、計算機を叩きます。「差額を計算しているのね」と、思いますよね?

そして、レジを開けてお金を出し、「それでは、こちらで」 と、レジから出したコインとみかんの入った袋を手渡されました。

私の右手のひらには、3.50ドル(*)。左手には、1kg=1.99ドルのみかんが10個入った袋。 注) (*)=支払ったのはカードなので、3.46ドルなのですが、この国では10セント以下の細かいお金は実際はないので、四捨五入で3.50ドルとなる。

ん?んん??

みかん10個は、2ドル弱のはず。ならば差額は1.50~1.60ドル程度では?? これでは、みかんはタダということに??? もう一度言いに行こうと思ったけれど、おじさんは忙しそうにどこかへ消えてしまいました……。というわけで、この日はなぜかタダになったみかんを持って帰宅したのでした。

そして、その数日後。別のスーパーで、再び同じようなことが起きたのです。今度はナス1kg=2ドルが、なぜか1kg=5.89ドルで計算されてしまっていました。これは結構な違いなので、やはりカスタマーサービスへ申告。そしたら、また、支払った金額そのままとナスが返ってきました。。???

なんでーっ!? いまだ、この不思議な返金システムが理解できません。。。

About Me
Miki Hirano平野 美紀 
自然に魅せられ、6年半暮らしたロンドンからオーストラリアへ移住。トラベル・ジャーナリストとして各種メディアへの執筆、ラジオ/テレビ出演などで情報発信しながら、メディア・コーディネーターや旅行情報サイトの運営も。目下の関心事は野生動物とエコ。シドニー在住20年以上。詳細なプロフィールはこちら。
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