中世の美しき塔の町・サン・ジミニャーノ 中世の美しき塔の町・サン・ジミニャーノ

中世の佇まいを残す美しき塔の町サン・ジミニャーノ。この町は1990年に世界遺産に登録された。
トスカーナの丘陵地帯に忽然と現れる高く聳え立つ塔群は、世界でも類を見ないちょっと不思議な風景を作り出している。13世紀初頭から権力を誇示するため競って建てられた塔は、全盛期には72を数えたが、現在はそのうちの14だけが残っている。

力強い印象を持ちながら、なんとなくロマンティックな雰囲気の漂うこの町は、中世そのままの石畳を気の向くままに歩くのがおすすめ。町の中心であるドゥオーモ広場とチステルナ広場には朝市が立ち、食料品などを買い求める人々で賑わっている。

現在は美術館となっているポポロ宮や、その向かいに建つポデスタ宮、そしてドゥオーモのサンタ・マリア礼拝堂などの見所を見て回ったら、町で一番高台に建つプラテレッシ宮の展望台へ出掛けよう。

ここからは高く聳え立つ塔の目線で、周辺に広がるトスカーナの素晴らしい風景とサン・ジミニャーノの町並みを眺めることが出来る。


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