数多くの名作の舞台となり、世界中の人々が憧れる美しい水の都ヴェニス。世界遺産にも指定され、かつてはアドリア海の女王とも謳われたこの街は車の進入を許さず、水路を行き交う小船やヴァポレットと呼ばれる公共水上バスが主な交通手段だ。
観光客に人気なのは、ゴンドラによる遊覧。優美なドゥカーレ宮殿や溜息の橋、美しい輝きを放つヴェネチアン・グラスなど、どれをとっても優雅で繊細、そしてロマンティックな雰囲気たっぷり!
そして、優雅な時代を彷彿とさせるカフェ・フローリアンでのカフェ・タイムなど、女性ならずともワクワクする要素がいっぱい詰まっている。
しかしながら、実際に足を踏み入れてみると…
ドブ臭さが辺り一面に漂い、観光客ばかりで何もかもが高い(かのカフェ・フローリアンでのカプチーノ1杯の値段は、なんと!7ユーロと、普通の食事もできてしまいそうな値段。それ以外に、生演奏が入っていればその値段も取られる…。こうした有名観光地ではカプチーノ一杯3.50リラ〜5ユーロはザラ)とイマイチ評判がよくない…。ヴェネチアは、本当にそんな面ばかりなの?と疑問を抱き、いろいろが高いので避けていたけれど、あえて3度目のヴェネチア訪問へと踏み切った。
すると、実は観光客にはほとんど知られていない裏道に、本当のヴェネチアの顔があったのです!地元の人だけが楽しんでいる本当のベネチア。安くておいしいバール(カプチーノ1.30ユーロやパニーニ1ユーロなど)やリストランテ(10ユーロ程度で大満足!)、そして本当にお買い得なのは、実はヴェネチアン・グラスではなく、ア・ノ・モ・ノ。
そして、旅慣れた欧米人に密かに人気上昇中の超穴場滞在は、一般観光客が泊まるホテルと同等の値段で、超リッチな貴族の館に泊まり、観光客が払う料金の半額程度でもっともっと美味しいものをたらふく食べるという、贅沢なのに格安、そして満足度100%いや120%の旅だったのです!
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