「家に帰してくれ~!」
そんな私のささやかな願いも叶うことなく、、、6月30日にはこのブログの新しいエントリをアップする予定だったのに、できませなんだ…(涙)。
6月中旬から12日間の予定で取材に出掛けていたアジア。天候はイマイチでも最終日まで、つつがなく予定スケジュールをこなしておりました。
そしていよいよシドニーへと帰国するその日。深夜発の帰国便までかなりの時間があったため、これまでの仕事疲れを払拭すべく、プーケットのとあるスパで4時間もの豪勢な(?)マッサージとフェイシャルを受けていた私。
スパの後は、ゆっくりとタイ料理のフルコースでディナー。ちょっとばかり湿気を帯びてはいるものの涼やかな風に吹かれながらトム・ヤン・クンを口に運び、「ああ、これで熱気ムンムンのアジアともお別れなのね…。明日からはシドニーの寒い冬風かぁ」などと、少々感傷的になってみたり…(←バカ?)。
仕事もとりあえず順調にこなし、最後はスパで優雅な時間を過ごした後、美味しいディナーで締めくくる。なんとも完璧じゃあありませんか!
「うーん、完璧♪」
一人悦に入っていた私の充実感は、このたった1時間後にもろくも崩れ去ったのでありました…。
ディナーを終え、レンタカーを運転してプーケット空港へ。目指すチェックイン・カウンターは『 Jetstar 』。そう、ほんの2ヶ月前、いまだかつて体験したことのない悪夢のような乗り継ぎと運行スケジュールの遅延に苦しめられた(?)あのジェットスターです。
オレンジ色がやけに眩しく光る『 Jetstar JQ28 』の看板前には、出発時刻3時間前だというのに長蛇の列。ちょっと早いとは思いながらも、やることもないので仕方なくその列に加わりましたよ。(プーケット空港は、見るところもないし、夕食は食べてきちゃったしね)
並び始めて約30分くらい経ったところで、ジェットスターの委託職員が何か言いながら回ってくるではありませんか。よーく聞いてみると…
「本日のシドニー行きの便は、遅れが生じておりまして……」
また始まったよ…(- -;。ジェットスターだもん、ねー。遅れなんて日常茶飯事。な~んて軽く考えていた私がバカでした。
「システム・トラブルにより遅れておりますシドニー便の新しい出発時刻は、5時……」
ん?今、なんと??
たしかシドニー便の予定出発時刻は午後10時20分のはず。慌ててプリントアウトしたスケジュールを引っ張り出し、再確認をする。そこには、間違いなく『 22 20 hr / 10:20pm Phuket Airport 』の文字がありました。ということは、6時間半近くも遅れるってこと??
いや、待てよ。今たしか、pm って聞こえなかった?? 耳を澄ませて、もう一度よく聞いてみると…
「 シドニー便の新しい出発時刻は、5 pm……」
ピー エム ?!?!
明日の午後5時ってこと?? ほぼ一日遅れではないの!(怒)
そりゃ遅延じゃなくて、ほとんどキャンセルでしょう。
ジェットスター委託職員のタイ人はこう続ける。
「でも皆さん、ご心配なく。この上のレストランで夕食をとってもらった後、我々が皆様をホテルまでお連れします。もちろん、明日の朝食とランチもつけますよ」
胸を張って(?)言うタイ人スタッフ。そんなの、胸を晴れることじゃないでしょうって。
シドニーからの乗り継ぎがある人は、パニックになって必死で電話をかけまくっている。半分泣き出しそうなオージー女性、このパニック状態を記録しようとカメラのシャッターを切る人、「ま、一日無料でタイ滞在ができるってことで」とやけに諦めのいいオージー・サーファー等など、皆うんざりした顔をしながらも、この状況の打開策はこのジェットスターの指示従う他ない。
ふと携帯電話を見ると、メッセージありの表示が光っていました。タイ現地時間午後3時付けで、ジェットスター本社からのメッセージが受信記録に残っていたのです。そう私が、スパで優雅なひととき(?)を過ごしていた時あの時間。すでにこの日のシドニー便の驚異的な約20時間遅延は決定していたのでした…。(結局、出発できたのは翌日の午後6時だった)
かくして私達JQ28便の乗客は、意図せぬままにプーケット・タウンのホテルへと連行され(?)、そのまま翌日まで意味のない時間をダラダラと過ごす羽目になったというわけです。
#本来なら6月中にはシドニーに帰っているはずだったのに、月をまたいで7月になってしまったのでした…。
真夜中に予期せぬ大混雑となったプーケット・タウンのホテル・ロビー
自然に魅せられ、6年半暮らしたロンドンからオーストラリアへ移住。トラベル・ジャーナリストとして各種メディアへの執筆、ラジオ/テレビ出演などで情報発信しながら、メディア・コーディネーターや旅行情報サイトの運営も。目下の関心事は野生動物とエコ。シドニー在住20年以上。詳細なプロフィールはこちら。
★執筆依頼、取材代行、メディア・コーディネート等、承ります。お気軽にお問い合わせください。
おかえりー!(?)
しっかし、問題の多い会社ですね。JSって。
思わずイタリアの地獄の島(←私もしつこい!?)
を思い出しましたよ。
島は一旦交通マヒすると辛い・・
泳いでかえるわけにもいかんわな。
あ、そーそ、屋久島行ってきましたよ。
ウミガメも見れて、さいこーでした。(^^)v
平野さんにはおすすめです!
ただいま~!(??)
J社の問題っていうか、航空機メーカーのA社の機材が問題なのかも?と思ってきました。
そうそう何度も何度もトラブルが起こるって、普通じゃないですよ。やっぱり。
(航空機のメカニカル・トラブルは、B社より圧倒的にA社が多いみたいです)
屋久島、行きたいです~!!
> 平野さんにはおすすめです!
う、、すっかり読まれてる…(^^;
こんにちわ~!(???)
A社ってAバス社? B社って ボー?ボン? は、おいといて。
土日は死ぬまでに一回は入って見たかった 隠岐ノ島に行きました。(一応隣県なのですが)
そして知人から「死ぬまでに『屋久島』を見てみろ!」と言われています。是非必ず行きたいです。
日光の東照宮は見ました。ローマには寄りましたがナポリも見てませんので まだ死ねません。
スミマセーン!(????)
変換誤り ×一回は入って見た・・ ○一回は行って見た・・ でした。
↑ほらね、だから言わんこっちゃない、
要注意変換誤り!
『屋久島』は、私も行って見たかったー!
『縄文杉』ね。
けどあそこまで行くには山道徒歩で5時間くらいかかるんだって?
私は屋久島までのアクセスの距離と体力の両面から
もう死ぬまで行けそうもない。。。(しみじみ)
↑その時は写真か位牌等持って行かせていただきます。
毎週金曜日は朝6:00から早起き会をやっているのですが、新聞販売店をやっている奴が欠席、尋ねると「新聞の不配で苦情が」とのこと。
「えっ腐った新聞?!」と横から驚きの声が。
腐敗と間違えたのね。
> A社ってAバス社?
ですね…(^^;
「死ぬまでに『屋久島』を見てみろ!」ですか。
私も行きたいですぅ~。
Tikoさんだって、まだまだ行けますよ!
皆で屋久島ツアーとか?(笑)
> 尋ねると「新聞の不配で苦情が」とのこと。
> 「えっ腐った新聞?!」と横から驚きの声が。
> 腐敗と間違えたのね。
変換間違いも多いですけど、聞いただけじゃわからない(勘違いする)ことって結構ありますよね。
音が同じなのに、漢字で書くとまったく違う意味の単語って意外と多いなぁと思います。
>音が同じなのに、漢字で書くとまったく違う意味の単語・・・
公職選挙法(一応時節柄ネタ)⇔好色占拠抱
・・・またまたシモネタ、失礼しました(-_-;)。。。
いやいや、↑シモネタなんぞでお茶濁している場合ではない、
>意味のない時間をダラダラのタイ在
タイにユカリの者として深謝致します。
と言うか、JSですよね。当事者。
しかし、勘違いして
>「でも皆さん、ご心配なく。
と胸を張って厚遇のもてなしを自慢げにアナウンスする
タイ人委託職員。。。ちょっとオマヌケなのが気になりますが、
>「ま、一日無料でタイ滞在ができるってことで」とやけに諦めのいい
オージー・サーファー
と同じ思考回路の、むしろ『1日無料で飲み食い宿泊サービスだぞ』
のプレミアム感覚なんですよね、ウチのカミさん(タイ人)だったら、きっと大喜び!
たしかに
>プーケット空港は、見るところもないし
ですよね。しかし
ちょっと(10~20分)車を走らせれば付近は名もない小さなビーチが点在、
パトン、カロン、カタといった有名リゾートの喧騒とはかけ離れた
ゴザ敷きに丸座卓、という昔懐かしい雰囲気の浜茶屋。
コバルトの空とエメラルドの海。天に届く入道雲。これもいいですよ。
思いがけず余分に時間の出来た時こそ、こういうダラダラが
できるチャンスですが、プーケットタウンへ連行さてれしまってはねぇ。。。
ところで『トム・ヤム。クン』。クセ(病み付き)になりませんか?
具のエビなんかどうでもいいけど、ココナツミルクの甘さとマナオの
酸っぱさで文字通りの『甘酸っぱさ』、加えてパクチーの陶酔的な
香り。たまりませんな~。
そういう場合、やっぱりタイの人も“プレミアム感覚”ですか~(笑)。
そういうオージーもかなりの確率で多し、です(^^)。
> プーケットタウンへ連行さてれしまってはねぇ。。。
はい、、そうなんです。。
でも、その前にビーチ・エリアにいたので、初めてのタウンでしたから、それもそれで今となってはいい思い出~♪とかね…(^^;
> パクチーの陶酔的な香り。
いやぁ、まさに。まさに。
あの香り、クラクラするほど刺激的でたまりませんっ!
トム・ヤム・クンも口に運ぶだけで頭がトリップしますよねー。
大好きです!
初めて投稿します。
先日、初めてジェットスターに乗りまして、もう二度とと思ったもので・・
サービスの内容が、パンフレットを見てもわからないし(頭が悪いのは承知の上・・)行きと帰りではお酒の値段が違うし、ちなみに行きは5ドル、帰りは6ドルと言われたジントニック。
第一帰りの便では、頼んだら「あとでね」と言われ待てど暮らせど持って来ない。
では水をと(例の小さなパック)頼んでも持ってこない。
いい加減腹が立ちました。となりのおじさんが不憫に思ったのか一本くれました。おじさんは自ら取りに行ったらしく・・ストレスのたまったフライトでした。
abyさん、コメントありがとうございます!
サービスが、、う~ん。。でしたか…。
食べ物や飲み物が込みの人とそうでない人が混ざっているので、たしかに面倒で大変なんだとは思うんですけどね。
安いんだから仕方ない、と割り切るか、すぐ忘れちゃう頭の悪さ(?)も楽しんでしまうしかないかもしれませんね(苦笑)。
はじめまして、akaneと申します。
先日、私も初めてジェットスター体験をしまして・・・。
この怒りをどこにぶつけようかとインターネットで検索していてぶつかりました。
でも、私の体験なんてちっさいものだとわかりました。
行きに2時間、帰りに3時間の遅れなんて。
セントレアに到着して空港を出れたのはすでに夜中の11時半、家に帰るすべもなく空港内のホテルに1泊です。
悲惨なのはその便でケアンズに向かう人たち。
20:55発のはずが、夜中12時をすぎて出発していきました。
きっと、到着当日にキュランダ観光なんて予定してた日には、すべてキャンセルでしょうね。
安いんだから多少のことは我慢します。
でもね、もうちょっと時間通りに飛ばす努力して!