シドニーの初日の出と、困ったうさぎ問題

2011年元日、シドニーの初日の出
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 遅ればせながら・・・・・・あけましておめでとうございます! 今年もどうぞよろしくお願いいたします。シドニーでの大晦日は、2年ぶりにシドニー湾のカウントダウン花火へ行って来ました~。

 昨年は迷っているうちにどうでもよくなって、自宅でTV観覧だったのですが、、、今年は重い腰を上げて、行って来ました。やっぱり、生で見ると迫力が違います! 思わず見とれてしまうほど。混雑を避けるため、観光客はほとんど行かない某ポイントで見たのですが、地元の人はチラホラいるものの、数年前に比べるとかなり少なくて、快適に見ることができました。

 自宅に戻って、何やかんやと用事を済ませ、ベッドに入ったのは午前3時。この時期のシドニー日の出は、午前5時20分ですから、寝ていられるのは2時間ちょっとしかありません。4時45分に目覚ましをかけたはずだったのだけれど、なぜか30分も遅れて鳴り、気がついたら5時15分。もう、太陽が上がってしまう。。。。さっと着替えて、慌てて外に飛び出しました。

 が、しかし・・・東海上の海面すれすれに薄く霞がたなびいており、本来なら日の出の時間を過ぎたはずなのに、まだ太陽は見えていません。それから10分くらいで、ようやく霞の層を抜けてきた太陽が顔を出しました! それが、この写真。自宅前の道路から見た、南太平洋から昇る初日の出です!

今年の干支うさぎは、オーストラリアでは害獣…今年の干支うさぎは、オーストラリアでは害獣…。
近所の保護区にも、この通りうさぎがいっぱい!親子でかわいいのですけど。。

 さて、今年の干支は「卯=うさぎ」ですね。ここシドニーにも野うさぎがたくさんいます。でも、うさぎは西洋人が持ち込んだもの(*)で、本来オーストラリア大陸にいるはずのない動物。しかも、オーストラリア固有種である有袋類のバンディクートと食性がバッティングしているため、害獣扱い。そのため、都市部のフレンチ・レストランでは、「うさぎを食べよう!」というキャンペーンが行われたりもしています。

 都市部に程近いエリアのバンディクートがその棲家を奪われ、個体数が減少していることを鑑みると、それも致し方なし…といったところでしょうか。。 うさぎもかわいいんですけどね、、

 (*)=西洋人がゲーム(狩り)のために持ち込んだものやペットが野生化。うさぎの他、西洋人によってゲームのために持ち込まれたキツネも同様に野生化し、固有種の野生動物を襲うために駆除対象になっています。

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Miki Hirano平野 美紀 
自然に魅せられ、6年半暮らしたロンドンからオーストラリアへ移住。トラベル・ジャーナリストとして各種メディアへの執筆、ラジオ/テレビ出演などで情報発信しながら、メディア・コーディネーターや旅行情報サイトの運営も。目下の関心事は野生動物とエコ。シドニー在住20年以上。詳細なプロフィールはこちら。
執筆依頼、取材代行、メディア・コーディネート等、承ります。お気軽にお問い合わせください。

ドリプラ世界のBar事情、「カフェテイストの醸造所!豪州発の地ビール事情。」

ドリプラ世界のBar事情、「カフェテイストの醸造所! 豪州発の地ビール事情。」
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お知らせが遅くなりましたが……お酒・カクテルを愛する人のコミュニティサイト・ドリンクプラネットの「世界のBar事情」コーナーで、「カフェテイストの醸造所!豪州発の地ビール事情。」がアップされています!

オーストラリアで女性を中心にウケている、カフェテイストでちょっとオシャレなビール醸造所、ブティック・ブリュワリー。カフェ・レストランとビール醸造所が合体した(!)ような感じで、気軽に利用できるのと、そこでしか飲めないオリジナルのビールが魅力!

今回は、シドニーで一番人気のブティック・ブリュワリー「レッドオーク」の最新メニューを中心にご紹介しています。シドニー市内中心部なので、旅行中のフリータイムにでも、さくっと出かけられますよ~♪

ドリプラ世界のBar事情「カフェテイストの醸造所!豪州発の地ビール事情。」

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料理の鉄人、オーストラリア版がスタート!

料理の鉄人-オーストラリア版
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 昨日から『料理の鉄人』オーストラリア版が始まった!

 ご存知、日本の料理バラエティ番組『料理の鉄人』が、アメリカで英語に吹き替えられて大ヒット。さらにオーストラリアにも渡り、これまたアメリカに負けず劣らずの大大ヒット!!  アメリカでもオリジナル版が作られたように、オーストラリアのオリジナル版が放映されることになり、昨日が初回だったのだ。

 英語に吹き替えられた日本のオリジナル版『料理の鉄人』は、オーストラリアでも大人気のTV番組だったため、フレンチの鉄人・坂井シェフや中華の鉄人・陳シェフは、こちらでも有名人。今でもしょっちゅう来豪され、『料理の鉄人』イベントが行われているほど。

 こちらで放映されていたオリジナル版『料理の鉄人』では、出演者のほとんどが英語に吹き替えられているのだが、加賀さん(鹿賀丈史氏)の部分だけは、なぜか日本語のままで、聞くところによると、あの変わった風貌と独特な言い回しが、オージーにさらに大ウケした理由だったらしい(笑)。

 そんな大人気番組の地元版ということで、鳴り物入りで登場したのが、『IRON CHEF AUSTRALIA』だ。オーストラリア各地のレストランのヘッドシェフら挑戦者が、鉄人に挑み、キッチンスタジアムを舞台に戦いを繰り広げる、というお馴染みの番組構成。

 3人の鉄人、3人の審査員、美食アカデミー主宰、司会者、料理解説者、そして挑戦者という顔ぶれは、初期のオリジナル版『料理の鉄人』と同じ。キモとなる加賀さん役=美食アカデミー主宰に、アメリカ版(Iron Chef America)同様マーク・ダカスコスを据え(…彼では、ちょっと面白みに欠けるような気がするが…)、番組の進行は、オリジナル版にかなり忠実になっていたと思う。

 各鉄人のプロフィールは以下の通り。

  1. モダンオーストラリアンの鉄人=二ール・ペリー:Rockpool
  2. フレンチの鉄人=ギローム(ギヨーム)・ブライミ:Guillaume at Bennelong
  3. イタリアンの鉄人=ガイ・グロッシ:Grossi Florentino

 それぞれ、オーストラリア国内きっての有名カリスマ・シェフであり、リンク先レストランのオーナー(またはダイレクター/総料理長)でもある。

 記念すべき第一回戦は、パースのGreenhouseというレストランでヘッドシェフに抜擢された23歳の若手シェフが、モダンオーストラリア料理の大御所ニール・ペリーに挑戦!テーマとなる食材は「ココナッツ」で、アジアっぽい食材をふんだんに使い、どちらもどれも見た目美しく、おいしそうな出来栄えだった♪

 どちらのシェフも感心するほどアジアの食材にも精通しているし、(審査員にしても)何でも食べるのがオージーの凄さ。食に対するあくなき追求は、世界一じゃないか?といつも思う。

 今回は、挑戦者が惜しくも敗れたとはいえ、4ポイント差と審査員からの評価も高く、パースに行ったら是非そのレストランに行ってみたい!と思わせてくれた。今後もそういう見方(今度行ってみたいレストラン探し)をしながら、番組を楽しむゾ!と心に決めたほど。

 でもホント、オージーって『料理の鉄人』好きなのね…(^^;

IRON CHEF AUSTRALIA

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シドニー郊外にUFO現る?動画撮影に成功!

シドニー郊外にUFO現る?
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2010年10月5日夜8:30過ぎ、近所で軽い爆発音がし、火花がスパーク。と同時に辺り一帯が停電に!真っ暗になっている上空を何気なく見たら、不思議な発光物体が…。これって、UFO?(ある意味、”未確認飛行物体=Unidentified Flying Object” には違いないけど…(^^;)

この怪しい発光物体は、縦に少し長い感じの卵型のような形状で、オレンジや赤、青白っぽい光を発しながら、くるくると回っているようにも見えました。小爆発(火花)とほぼ同時刻に現れたようです。

最初に見つけた時には、飛行機がライトを照らしながらこちらへ向かっているのかと思ったので、そのまま放置していたのですが、なんとなく気になって、約5分後にも見てみたところ、まだほぼ同じ位置にいる。ということは、飛行機がこちらへ向かっているわけではないということに。しかも、よくよく考えてみると、ときおり水上飛行機が飛ぶことがあるとはいえ、そもそも一般の飛行ルートではないし、ちょっと低空すぎる。

というわけで、慌ててコンデジで撮影したため、あまり鮮明な映像ではないのですが、動画をアップしましたので、その筋の専門家がいらっしゃいましたら、是非分析してください!

途中から大きくなったのはズームしたため。かな~り手ぶれもあります…が、ご容赦ください(^^;

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シドニーの水道水で金魚を飼うと死んじゃう?

水道水は安全?
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 「オーストラリアの水(水道水)は飲めますよ。シドニーの水は、日本茶にもOK。結構美味しく飲めます!」

 と、これまで色んなところで言ってきた。個人的な体験から言えば、シドニーの水は日本に近い軟水だと思う。でも、ときおり「消毒臭い?」と感じることもあり、また、シドニーにお住まいだという方であっても、「硬水だと思う」という意見もある。

 そこで、気になって調べてみた!

 シドニーと一口に言っても、実際に住所にSYDNEYと付くエリアは中心部の非常に限られた範囲でしかなく、一般的に「シドニー」という枠で括られるエリアは、メトロポリタン・シドニーという中心部から半径30キロ程度の範囲。我が家とそのシドニー在住の方の家とはかなり離れており、別の浄水場から水が引かれていることがわかった。

 シドニー・ウォーターによれば、我が家のあるエリアは西部のプロスペクト浄水場からの水が引かれており、これは中心部も同じ。硬度は日本の平均とほぼ同じくらいであるため、軟水と言える。しかし、プロスペクト浄水場よりさらに西側やリバプールより南部あたりは、別の浄水場から引かれているため水質は異なり、硬度の高い硬水であるらしい。(注意:リバプールより南部であっても、イラワラ地区まで行くとまた別の浄水場になり、プロスペクト浄水場よりさらに軟水。シドニー在住で自分のエリアは?と思った人は、ココ(PDF)をどうぞ。)

 オーストラリア、とりわけシドニーは、世界の中でも水道水の飲める国(都市)として、その名が挙がるが、1998年に原水から集団感染を起こす可能性がある細菌が検出されたことがあり、当時は「煮沸して飲むように」という警告が出され、ちょっとしたパニックになったことがあった。今はもう、そんな心配はまったく無いけれど、ときおり感じる強い消毒臭=塩素臭は、その時のことが原因なのかも?

 そんな、シドニーの水道設備は、最新技術を駆使した世界一の規模といわれている。この“最新の技術を駆使した”ところが、実は問題で、このシドニーの水道施設は、薬品処理を施すアメリカ式の『急速ろ過』というシステムなのだそうだ。薬品が含まれた水道水が、完全に安全か?ということには、大いに疑問を感じるところで、気になってさらに調べてみたところ、日本の水道水でも金魚やメダカを飼うのはご法度であるということが、半ば常識であるということに小さな驚きを感じてしまった。

 というのも、子供の頃に縁日の“金魚すくい”で獲った金魚を飼っていたことがあるが、その時は何も考えず、水道の水をジャバジャバと入れていた記憶があるからだ。何も問題なく、金魚は生きていたし、水道水をそのまま使ったらキケンだなんて、考えたことも無かった。オットにも聞いてみたが、彼も水道水をそのまま使って飼っていたという。でも一般的には、観賞魚を飼う際に水道水のカルキ抜き、塩素抜きをするのは当たり前で、そうしないと死んでしまうという。

 この違いは一体何なのだろう?

 またまた気になって、我らの実家の浄水施設について調べてみたところ、我実家は、安全な水を提供するとして最近とくに注目されている『緩速ろ過』システムのお手本とされる浄水場で、オットの実家は日本有数の名水(地下水)が引かれているところだった。2人とも知らずして、安全といわれる水を飲んで育っていたようだ。

 ということは、薬品処理しているシドニーの水道水で金魚を飼った場合、そのまま入れたら死んでしまうのではないか!?  という疑問がフツフツと沸いてきた。うーん、、ある意味、ショック……。

 しかし、安全な水を作り出す『緩速ろ過』はイギリス式だというのに、なぜ、わざわざアメリカ式の危ない『急速ろ過』にしたのか?もしかして、システムや技術の押し売りをされたのかも?? シドニーの水が飲めることには変わりないとはいえ(でも一応、以前からフィルター通してるけど)、腑に落ちない気持ちでいっぱいです。。(涙)

※アメリカの水道水が危ない件、調べたらいろいろ出てきたので、自分のメモとしてもここに貼っておきます。アメリカと言っても広いから州や地域によって違いがあるのかもしれませんが。。

アメリカの水道水…飲んでも大丈夫?調理には?
アメリカの水道水が恐い件。
アメリカの水道水は薬漬け?
【ニューヨーク】拡大したら水道水の中には虫がいっぱい。怖い怖い

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イマドキの修学旅行

シドニー北部のビーチ
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昨夜8時半頃、玄関のドアをコツコツと叩く音が! 「こんな夜に誰だろう?」と、出てみると隣の坊ちゃん達が困ったような顔をして立っていたのです。

「あのう、、こんな時間に悪いんだけど、ちょっと来てもらってもいいかな?実はね…日本人の交換学生が来てるんだけど、いろいろ伝わらなくて困っちゃってるんだ」

とのこと。坊ちゃんに促されるまま、取りも直さず隣の家へ行ってみると… いました、いました。日本人高校生2名。私が顔を出すと、おばちゃんは”地獄に仏”といった面持ちで、

「ああ、よかった! i-phone の翻訳機能(ソフト)を使って一生懸命やりとりしてたんだけど、ラチがあかなくて。いちいち入力するものまどろっこしいから、ええい、隣の人を呼んできてって子供達に頼んだのよー」

開口一番、そう一気に喋り、矢継ぎ早に「疲れてないかな?」「寒くない?寒いようだったら毛布を持ってくるからって言って」「シャワー、大丈夫かしら?聞いてもらっていい?」と数々の質問やメッセージを彼らへ伝えて欲しいと言うのです。一通り伝えたところで、

「ところで、明日はブルーマウンテンズに行くんだったっけ?」

と彼らのスケジュールについて私に聞くので、「いや、私は何も聞いてないから、ちょっと待って」と彼らを呼び、日程について聞くと、明日はブルーマウンテンじゃなかったと思うとのこと。1人の子が、スケジュール表を出してきて見せてくれたのですが、それによると明日の予定は、“ポートスティーブンス”となっているじゃありませんか。

「明日はポートスティーブンスに行くことになっているみたいですよ」
「えぇ?ポートスティ-ブンス?それじゃ、(ブルーマウンテンズとは)まるっきり反対方向だねぇ」
「彼らのプログラムによると、明日は4コースから選択するようになっていて、この子達はポートスティーブンスを選んだみたい」
「そう、そうだったのね。でも夕食はここに帰ってくるはずだから……」

こんな会話が続き、改めて彼らの日程表に目をやると、よく考えたら、なんとも忙しいスケジュールだこと。

昨日の朝シドニーに着いて、そのままシドニー市内をちょっと観光?
夕方、このエリア(ノーザンビーチズ)に到着。お隣の家にホームステイ。
翌日朝8時に再集合、ポートスティーブンスへ。約200キロ、片道3時間はかかるはず。つまり、行き帰りの往復だけで6時間。トータルで8~9時間くらいはかかるでしょうか?
夕方、ホームステイ先に帰宅。
翌朝再集合、ブルーマンテンズへ。この日はホテル泊。

まだこの先もあったかもしれないけれど、ざっとこんな感じ。日本を発ち、着いたその日の夕方にホームステイ宅に放り込まれて、ホストファミリーと過ごす時間もほとんどないまま、翌朝早くに出かけてしまう。そして、帰ってくるのは再び夕方遅くで、あたりはもうほとんど真っ暗です。そして、夕食は一緒にとるけれど、再び翌朝早くに「さようなら~」といった具合。

ホストファミリーと過ごす時間は、おおよそ8時間程度といったところでしょうか? これじゃ、ホームステイの意味はほとんどないような気がするのですが…。

隣の坊ちゃん達も昨日、「彼らがここへ来たときに一緒にビーチを見に行ったんだけど、もう薄暗くて、景色もあまりよくなかったから、いい写真も撮れてないと思うんだ。だから、明日もう一回、明るい時に行こうよって思って」と、せっかく日本から来たのに、何も見ないで帰っちゃうのは残念すぎると話していました。

私も本当にそう思います。せっかくホームステイするのなら、家族が揃う週末に合わせるなどして、ホストファミリーとBBQするとか、ビーチで遊ぶとか、一緒に過ごす時間を少しでも多くしたほうがいいんじゃないかなと。この日程だと、飯食って、寝るだけ。みたいな感じですもん…(^^;

それから、彼らが持っていた日程表は日本語で印字されたものだけだったので、ホストファミリーに見せても読めませんよね。で、しかたなく、私が呼ばれることになったわけですが、学校側も英語でも併記するなどの対処が必要なのでは?と、ちょっと思いました。海外修学旅行を実施している学校の先生方、検討の余地ありではないでしょうか?

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Miki Hirano平野 美紀 
自然に魅せられ、6年半暮らしたロンドンからオーストラリアへ移住。トラベル・ジャーナリストとして各種メディアへの執筆、ラジオ/テレビ出演などで情報発信しながら、メディア・コーディネーターや旅行情報サイトの運営も。目下の関心事は野生動物とエコ。シドニー在住20年以上。詳細なプロフィールはこちら。
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アフガニスタンのパン

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買い物に出掛けたところ、普段あまり見かけないものを発見!

……それは、アフガニスタンのパン。見かけは、インドのナンのような感じだけれど、それよりも倍以上は大きい。

インドのナンと決定的に違うのは、その形。ほぼ正丸で、ところどころに穴が開いているところ。そして、このアフガン・パンは、全粒粉を使っているらしく、インドのそれよりも黒っぽい。そして、とにかくデカイ! 1枚が人間の大人の顔の2倍弱くらいはありそうなほど。

個人的にインドのナンが大好きなので、これを見た瞬間、猛烈に惹かれてしまった…(^^;
一体どんな味なのだろう?とワクワクしながら家に帰り、早速、ちぎって口へ運ぶ。

とにかくでかいアフガニスタンのパンもちもちっとした歯ごたえと共に、ふわんと香ばしい麦の香りが口いっぱいに広がり、そしてほんのりとした甘みがわずかに残る。原材料を見ると、砂糖は使用していないけれど、ミルクを使っているよう。麦と牛乳のほんのりとした甘さが、見事にマッチ! そして、「すべてナチュラルなもので作っている」との但し書きも。

これはなかなか美味♪

そしてこのパンは、シドニーでは俗に「トルコ人街」と呼ばれる町で作られていると書かれている。トルコ人街は、元々トルコ人が多かったためにこう呼ばれているけれど、今は周辺のアラブ圏(というかイスラム圏)の国々からの移民も多く住んでいる町。アフガニスタンも同じくイスラムの国。そのため、こうしたパンを焼く店もあるのだろう。

というわけで、ちょっと珍しいアフガニスタンのパンを口に運びながら、久しぶりにトルコ人街へ行きたくなってしまった…。シドニーの郊外には、ひとつの町全体が民族街のようになっているところがたくさんあって、実は面白い! 旅行ガイドには絶対載っていないディープなシドニーです(^^)。あ、ちなみにパンは3ドルちょっとでした♪

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