Ustreamの番組に出演!…録画をご覧いただけます♪

Ustreamの番組に出演しました!
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 ご報告が遅くなりましたが……先週の水曜日に、Ustreamで放送中の麹町ワールドスタジオさんの1番組「小林寛子のエコ旅Wednesday」に出演させていただきました!

 1月12日(水)が、2011年になってから初放送ということで、当初は新春特番として、オーストラリアの都市と東京のスタジオをスカイプで繋いで、オーストラリアでのクリスマスや新年の様子を伝える…といった感じの内容で進んでいたのですが、ちょうどクイーンズランド州の洪水が州都ブリスベンを襲った翌日だったため、急遽、洪水情報を盛り込む内容へと変更。番組の約半分が洪水の話題になっています。

 それもそのはず。番組司会の小林さんは、普段ブリスベン在住なのです! この番組に出演するために日本に帰国していたところ、自宅のすぐそばで起こった大惨事。ご自宅は難は免れたものの、前の道路や近所は冠水していたとか。他人事じゃありません!

 さて、当日の番組では、洪水情報の後、私がシドニー代表(?)として、スカイプで東京のスタジオと交信。残念ながら(?)ウェブカメラは設置していないため、実際には写真と声だけの登場となっておりますが(…それじゃ、見えるラジオじゃん!?ってなご意見もありますが(^^;)、クリスマスや新年のシドニー郊外での過ごし方など、写真も交えながら、お話させていただきました。

 番組自体は生放送ですが、放送後も録画された動画をすぐに見ることができるのが、Ustreamのいいところ♪  早速このページでも視聴できるようにしましたので、お時間のある時にでもご覧くださいませ。

★小林さんのブログ「Ustreamを始めてみたら、、、。」でも当日の番組の様子とともに、ご紹介いただいています。小林さん、ありがとうございました!

※ちなみに、この時使用したのはiphoneのスカイプです。PCのスカイプを立ち上げて、番組を見ながら話すと音が被っちゃうので、音をミュートに設定したPCで番組をストリーミングしながら、iphoneでスカイプコール。iphoneスカイプ、なかなか使えますよ~。

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Miki Hirano平野 美紀 
自然に魅せられ、6年半暮らしたロンドンからオーストラリアへ移住。トラベル・ジャーナリストとして各種メディアへの執筆、ラジオ/テレビ出演などで情報発信しながら、メディア・コーディネーターや旅行情報サイトの運営も。目下の関心事は野生動物とエコ。シドニー在住20年以上。詳細なプロフィールはこちら。
執筆依頼、取材代行、メディア・コーディネート等、承ります。お気軽にお問い合わせください。

クイーンズランドだけじゃない!オーストラリア各地で記録的な大洪水

オーストラリア各地で大洪水発生!地元紙は毎日一面で報道
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 州都ブリスベンをも襲ったクイーンズランド州の大洪水。高水位のピークは去り、水は引き始めていますが、まだ一部浸水している町も少なくありません。

 とはいえ、ブリスベン近郊は天気も回復し、ほとんどの地区で電気や水道も復旧してきているため、自宅に戻って水が引いたところから清掃作業に取り掛かっています。ですが、今度は水が運んだ泥が日を浴びてコンクリートのように固まり始め、作業の妨げになっているとか。また、洪水被害への寄付を装った「振り込め詐欺」まがいのメールも流れ始めているらしい。。

注意)寄付をしたいと思う方は直接、QLD政府による「クイーンズランド州政府洪水災害募金」へ。このページの「Donate online」をクリックし、オンライン上からA$1よりクレジットカードによる寄付が可能です。これなら絶対に間違いありません。

 そして、クイーンズランドでのピークが去ったかと思ったら、今度はニューサウスウェールズ州、ビクトリア州、タスマニア州でも洪水が発生! 数千世帯が避難を余儀なくされています。

 ビクトリア州の洪水記事を掲載した地元紙ヘラルドサンのサイトにある『洪水マップ』をズームアウトしてみたら、、、、なんとも恐ろしいことになってる…。オーストラリア東半分の大半が、洪水被害に遭っていることがわかります↓。

オーストラリア東部での大規模な洪水発生状況オーストラリア東部各地での大規模な洪水発生状況
ヘラルド・サン紙のサイト・トップページにある「ビクトリア洪水マップ」をズームアウトすると…

ジャカランダで有名なグラフトンも洪水で町が水没...

 ニューサウスウェールズ州は、クイーンズランド州との州境に近い北部。紫色の花が美しいジャカランダで有名なグラフトンをはじめ、北部地域で7,000人以上が被災しているようです。(参照:NSW floods leave 7000 isolated 1/15付けの豪民放9 News)

 ニューサウスウェールズ州は、クリスマス前にもワガワガやダッボなど西部内陸部が洪水被害に遭い、現在も復興作業の最中。なのに、今度は北部……。(参考:現在のニューサウスウェールズ州洪水発生状況 by オーストラリア気象庁)

ビクトリア州、タスマニア州でも洪水が発生中!

 そしてさらに、オーストラリア南部で数日前から降り続いていた豪雨により、ビクトリア州とタスマニア州でも洪水が発生中!

 ビクトリア州では豪雨のため、有名な観光地グレートオーシャンロードで崖崩れが発生し、一部通行止めになっています。また、メルボルンからグレートオーシャンロードへ向かう途中の町ジロン周辺、メルボルン北部のベンディゴ周辺ほか、メルボルン近郊でも浸水しているところがあるよう。現在、6河川が氾濫しており、ビクトリア史上最悪…、今日(1/17)水位が最も高くなり、さらに危険な状態になるところもある、とのことです。(参照:Thousands evacuated in Victoria as rising flood waters go north 1/15付けの地元紙Herald Sun)

 タスマニアは、ロンセストンやデボンポートなどの北部で、13日をピークに発生した集中豪雨によってダムが決壊。鉄砲水が発生し、こちらも史上最悪の洪水に…。家屋浸水や道路閉鎖などが相次ぎ、非難勧告が出た地域もありましたが、現在は水も引き、最悪の状態は脱しているようです。(参照:Evacuations in Tassie after dams burst 1/14付けの豪民放9 News)

オーストラリア各地の洪水フォトギャラリー

  1. クイーンズランドの洪水(オーストラリア全体のニュースサイトNews.com.au)
  2. クイーンズランドの洪水・一般からの投稿(地元紙Courier Mail)
  3. ニューサウスウェールズ州北部の洪水(ゴールドコーストのローカル情報サイトgoldcoast.com.au)
  4. ビクトリア州各地の洪水(地元紙Herald Sun)
  5. ビクトリア州各地の洪水・一般からの投稿(地元紙Herald Sun)
  6. タスマニア州北部の洪水(地元紙The Mercury)

 …といったように、各地で大洪水が起こっているオーストラリアですが、なぜかここシドニー北部は、雨が降ってもパラパラ程度。案外晴れ間も覗き、割といいお天気だったりします。。。なので、申し訳ないことに“豪雨”というのがイマイチ想像しにくいのですが、、、今が国の一大事であることに変わりはありません! 一刻も早く、被災地が元通りになることを心から願って止みません。

※以下に、オーストラリアの洪水情報を収集するのに便利なリンクを掲載しておきます。

【オーストラリア全体】
オーストラリア気象庁による現在の降雨、河川水位状況
オーストラリア国営放送ABC
オーストラリア全国紙オーストラリアン

【クイーンズランド州】
ブリスベン・カウンシル(市役所) …洪水被害エリアの地図や交通機関の情報がまとまっています。
ABC国営放送によるクイーンズランド州洪水状況マップ
クイーンズランド洪水情報センター(オーストラリア気象庁)
クイーンズランド州の地元紙クーリエメール
クイーンズランド州政府による洪水災害募金の受付 …A$1よりオンラインでも受け付けています。

【ニューサウスウェールズ州】
NSW洪水情報センター(オーストラリア気象庁)
NSW SES (NSW州ステート・エマジェンシー・サービス) …NSW州の緊急・救急サービスによる洪水・災害情報。最新情報は「Latest News」をクリック。
NSW州の地元紙デイリー・テレグラフ
NSW州、シドニー近郊の地元紙シドニー・モーニング・ヘラルド

【ビクトリア州】
ビクトリア洪水情報(ビクトリア州政府) …ビクトリア州内の洪水情報、最新情報は「Latest News」をクリック。
ビクトリア洪水情報センター(オーストラリア気象庁)
VIC SES (ビクトリア州ステート・エマジェンシー・サービス)
ビクトリア州の地元紙ヘラルド・サン
ビクトリア州の地元紙ジ・エイジ

【タスマニア州】
タスマニア洪水情報センター(オーストラリア気象庁)
タスマニア州の地元紙ザ・マーキュリー

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Miki Hirano平野 美紀 
自然に魅せられ、6年半暮らしたロンドンからオーストラリアへ移住。トラベル・ジャーナリストとして各種メディアへの執筆、ラジオ/テレビ出演などで情報発信しながら、メディア・コーディネーターや旅行情報サイトの運営も。目下の関心事は野生動物とエコ。シドニー在住20年以上。詳細なプロフィールはこちら。
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クイーンズランド州の大洪水、ブリスベンも!被害は拡大中

川の氾濫による洪水被害で道路閉鎖が相次ぐクイーンズランド州
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 新年早々、オーストラリアは大変なことになっています!

 昨年末、クイーンズランド州東部ロックハンプトン周辺で起きた大規模な洪水被害は、勢いを弱めるどころか州内各地へと拡大し、昨日はついに州都ブリスベンへ!

 ブリスベンは現在(12日正午)、雨は止んでいるようですが、川の水位上昇は明日の午前4時頃がピークと見られており、まだまだ油断できない状況です。さらに、洪水の被害はクイーンズランド州境を越え、ニューサウスウェールズ州北部にも及んでいます。

クイーンズランド州の洪水被災エリアマップABC国営放送による、クイーンズランド州の洪水被災エリアのインタラクティブ・マップ。
すべてを選択して表示すると、被害状況の凄まじさがわかります。下にリンク先を掲載。

 現在、総州面積の約75%が被災したとされていますが、クイーンズランド州はオーストラリア全土の約1/4を占める二番目に大きな州。その面積は、約173万平方キロメートルもあるわけですから、被災エリアの総面積は、約130万平方キロメートル弱ということになり、フランスとドイツをすっぽり飲み込んでしまうばかりか、隣接するベルギー、オランダ、イタリアまでも合わせたほど広大に!(参考:豪州の大洪水、水没面積はドイツ・フランスの合計面積より広大 [注意] この記事は1月6日の時点ですので、現在ではさらに被災面積がかなり拡大したことがわかります。ちなみに上記5国の合計面積は約127.6万平方キロメートル)

 また、クイーンズランド州は国内有数の農業地帯であり、豊富な埋蔵資源を有すところでもありますので、農産物や原料となる資源等の価格高騰も懸念されています。国内の物価上昇が避けられないのはもちろんですが、オーストラリアからの輸入が多い日本や中国等、世界への影響も大!地球規模の大災害であるにもかかわらず、日本の報道機関がほとんど取り上げないのはなぜなのでしょう?

英国のBBC、タイムズ紙では今日のトップニュース扱い英国のBBC、タイムズ紙では今日のトップニュース扱い。
米国ではCNNがトップニュース、LA Timesが小さいけれど一応トップに掲載していました。

 また、被害は単に水によるものだけに留まらないのが、このエリアの恐ろしいところ。陸地には、世界で最も凶暴なワニ、ソルトウォーター・クロコダイルが生息しています。その上、陸上では世界最強の毒蛇ナイリクタイパンをはじめ、ブラウン・スネークやタイガー・スネークといった猛毒を持つヘビも多数生息。どいつもコイツも、日本じゃ毒蛇として恐れられるキングコブラなんて、目じゃないほどの猛毒のヘビ達です。これらが、洪水によって流出し、その辺を漂っているのですから、、既に毒蛇に咬まれて病院へ運ばれた人も!(参考リンク:猛毒ヘビランキング、トップ10

 ギラード首相も本日午前の会見で、できる限りの“antivenom=抗毒素血清”を用意したと発表。そうした危険に対する重要度の高さをうかがわせました。おまけに、こうした野生動物たちもこんな状況で相当飢えていると見られており、中でも肉食のクロコダイルが、洪水で流された被害者を餌として待ち構えている可能性があるという報告も出されたようです。ああ、なんて怖ろしいっ、、

 その上、時期が夏であるだけに、今後、水が引いても蚊などの寄生虫の大繁殖や汚水による疫病の発生なども懸念されています。

 こちらの動画では、3Dシュミレーションでブリスベン市内中心部のビル街が泥水に飲まれていく様子を再現しています。それはまるで映画「デイアフタートゥモロー 」を彷彿とさせるほど!ブリスベン中心部は避難勧告が出されており、現在でも停電や通信網のカットなど、様々な障害も出ています。

 被害が凄まじいイスプイッチという町では、水位が20.5mにも達すると予想され、急に水が押し寄せる様は、内陸から津波がやってきたようだったと語る住民も…。このままいくと数年後には、オーストラリアの海岸線が変わってしまうほどの海水面上昇も懸念されているばかりか、こうした陸地にもたらされた豪雨による川の氾濫が相次ぎ、水の怖さをあらためて実感させられます。

 それにしても、2006~2007年をピークに2009年頃まで続いた大旱魃の後は、今度はまったく反対の大洪水。地球規模の気候変動は間違いなく起こっていると思わざるをえません。。。とにかく被災地の一日も早い復興を願うばかりです。

※以下にQLD洪水情報の収集に役立つリンクを掲載しておきます。

ブリスベン・カウンシル(市役所) …洪水被害エリアの地図や交通機関の情報がまとまっています。
オーストラリア気象庁による現在の降雨、河川水位状況
ABC国営放送によるクイーンズランド州洪水状況マップ
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シドニーの初日の出と、困ったうさぎ問題

2011年元日、シドニーの初日の出
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 遅ればせながら・・・・・・あけましておめでとうございます! 今年もどうぞよろしくお願いいたします。シドニーでの大晦日は、2年ぶりにシドニー湾のカウントダウン花火へ行って来ました~。

 昨年は迷っているうちにどうでもよくなって、自宅でTV観覧だったのですが、、、今年は重い腰を上げて、行って来ました。やっぱり、生で見ると迫力が違います! 思わず見とれてしまうほど。混雑を避けるため、観光客はほとんど行かない某ポイントで見たのですが、地元の人はチラホラいるものの、数年前に比べるとかなり少なくて、快適に見ることができました。

 自宅に戻って、何やかんやと用事を済ませ、ベッドに入ったのは午前3時。この時期のシドニー日の出は、午前5時20分ですから、寝ていられるのは2時間ちょっとしかありません。4時45分に目覚ましをかけたはずだったのだけれど、なぜか30分も遅れて鳴り、気がついたら5時15分。もう、太陽が上がってしまう。。。。さっと着替えて、慌てて外に飛び出しました。

 が、しかし・・・東海上の海面すれすれに薄く霞がたなびいており、本来なら日の出の時間を過ぎたはずなのに、まだ太陽は見えていません。それから10分くらいで、ようやく霞の層を抜けてきた太陽が顔を出しました! それが、この写真。自宅前の道路から見た、南太平洋から昇る初日の出です!

今年の干支うさぎは、オーストラリアでは害獣…今年の干支うさぎは、オーストラリアでは害獣…。
近所の保護区にも、この通りうさぎがいっぱい!親子でかわいいのですけど。。

 さて、今年の干支は「卯=うさぎ」ですね。ここシドニーにも野うさぎがたくさんいます。でも、うさぎは西洋人が持ち込んだもの(*)で、本来オーストラリア大陸にいるはずのない動物。しかも、オーストラリア固有種である有袋類のバンディクートと食性がバッティングしているため、害獣扱い。そのため、都市部のフレンチ・レストランでは、「うさぎを食べよう!」というキャンペーンが行われたりもしています。

 都市部に程近いエリアのバンディクートがその棲家を奪われ、個体数が減少していることを鑑みると、それも致し方なし…といったところでしょうか。。 うさぎもかわいいんですけどね、、

 (*)=西洋人がゲーム(狩り)のために持ち込んだものやペットが野生化。うさぎの他、西洋人によってゲームのために持ち込まれたキツネも同様に野生化し、固有種の野生動物を襲うために駆除対象になっています。

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料理の鉄人、オーストラリア版がスタート!

料理の鉄人-オーストラリア版
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 昨日から『料理の鉄人』オーストラリア版が始まった!

 ご存知、日本の料理バラエティ番組『料理の鉄人』が、アメリカで英語に吹き替えられて大ヒット。さらにオーストラリアにも渡り、これまたアメリカに負けず劣らずの大大ヒット!!  アメリカでもオリジナル版が作られたように、オーストラリアのオリジナル版が放映されることになり、昨日が初回だったのだ。

 英語に吹き替えられた日本のオリジナル版『料理の鉄人』は、オーストラリアでも大人気のTV番組だったため、フレンチの鉄人・坂井シェフや中華の鉄人・陳シェフは、こちらでも有名人。今でもしょっちゅう来豪され、『料理の鉄人』イベントが行われているほど。

 こちらで放映されていたオリジナル版『料理の鉄人』では、出演者のほとんどが英語に吹き替えられているのだが、加賀さん(鹿賀丈史氏)の部分だけは、なぜか日本語のままで、聞くところによると、あの変わった風貌と独特な言い回しが、オージーにさらに大ウケした理由だったらしい(笑)。

 そんな大人気番組の地元版ということで、鳴り物入りで登場したのが、『IRON CHEF AUSTRALIA』だ。オーストラリア各地のレストランのヘッドシェフら挑戦者が、鉄人に挑み、キッチンスタジアムを舞台に戦いを繰り広げる、というお馴染みの番組構成。

 3人の鉄人、3人の審査員、美食アカデミー主宰、司会者、料理解説者、そして挑戦者という顔ぶれは、初期のオリジナル版『料理の鉄人』と同じ。キモとなる加賀さん役=美食アカデミー主宰に、アメリカ版(Iron Chef America)同様マーク・ダカスコスを据え(…彼では、ちょっと面白みに欠けるような気がするが…)、番組の進行は、オリジナル版にかなり忠実になっていたと思う。

 各鉄人のプロフィールは以下の通り。

  1. モダンオーストラリアンの鉄人=二ール・ペリー:Rockpool
  2. フレンチの鉄人=ギローム(ギヨーム)・ブライミ:Guillaume at Bennelong
  3. イタリアンの鉄人=ガイ・グロッシ:Grossi Florentino

 それぞれ、オーストラリア国内きっての有名カリスマ・シェフであり、リンク先レストランのオーナー(またはダイレクター/総料理長)でもある。

 記念すべき第一回戦は、パースのGreenhouseというレストランでヘッドシェフに抜擢された23歳の若手シェフが、モダンオーストラリア料理の大御所ニール・ペリーに挑戦!テーマとなる食材は「ココナッツ」で、アジアっぽい食材をふんだんに使い、どちらもどれも見た目美しく、おいしそうな出来栄えだった♪

 どちらのシェフも感心するほどアジアの食材にも精通しているし、(審査員にしても)何でも食べるのがオージーの凄さ。食に対するあくなき追求は、世界一じゃないか?といつも思う。

 今回は、挑戦者が惜しくも敗れたとはいえ、4ポイント差と審査員からの評価も高く、パースに行ったら是非そのレストランに行ってみたい!と思わせてくれた。今後もそういう見方(今度行ってみたいレストラン探し)をしながら、番組を楽しむゾ!と心に決めたほど。

 でもホント、オージーって『料理の鉄人』好きなのね…(^^;

IRON CHEF AUSTRALIA

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シドニー郊外にUFO現る?動画撮影に成功!

シドニー郊外にUFO現る?
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2010年10月5日夜8:30過ぎ、近所で軽い爆発音がし、火花がスパーク。と同時に辺り一帯が停電に!真っ暗になっている上空を何気なく見たら、不思議な発光物体が…。これって、UFO?(ある意味、”未確認飛行物体=Unidentified Flying Object” には違いないけど…(^^;)

この怪しい発光物体は、縦に少し長い感じの卵型のような形状で、オレンジや赤、青白っぽい光を発しながら、くるくると回っているようにも見えました。小爆発(火花)とほぼ同時刻に現れたようです。

最初に見つけた時には、飛行機がライトを照らしながらこちらへ向かっているのかと思ったので、そのまま放置していたのですが、なんとなく気になって、約5分後にも見てみたところ、まだほぼ同じ位置にいる。ということは、飛行機がこちらへ向かっているわけではないということに。しかも、よくよく考えてみると、ときおり水上飛行機が飛ぶことがあるとはいえ、そもそも一般の飛行ルートではないし、ちょっと低空すぎる。

というわけで、慌ててコンデジで撮影したため、あまり鮮明な映像ではないのですが、動画をアップしましたので、その筋の専門家がいらっしゃいましたら、是非分析してください!

途中から大きくなったのはズームしたため。かな~り手ぶれもあります…が、ご容赦ください(^^;

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イマドキの修学旅行

シドニー北部のビーチ
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昨夜8時半頃、玄関のドアをコツコツと叩く音が! 「こんな夜に誰だろう?」と、出てみると隣の坊ちゃん達が困ったような顔をして立っていたのです。

「あのう、、こんな時間に悪いんだけど、ちょっと来てもらってもいいかな?実はね…日本人の交換学生が来てるんだけど、いろいろ伝わらなくて困っちゃってるんだ」

とのこと。坊ちゃんに促されるまま、取りも直さず隣の家へ行ってみると… いました、いました。日本人高校生2名。私が顔を出すと、おばちゃんは”地獄に仏”といった面持ちで、

「ああ、よかった! i-phone の翻訳機能(ソフト)を使って一生懸命やりとりしてたんだけど、ラチがあかなくて。いちいち入力するものまどろっこしいから、ええい、隣の人を呼んできてって子供達に頼んだのよー」

開口一番、そう一気に喋り、矢継ぎ早に「疲れてないかな?」「寒くない?寒いようだったら毛布を持ってくるからって言って」「シャワー、大丈夫かしら?聞いてもらっていい?」と数々の質問やメッセージを彼らへ伝えて欲しいと言うのです。一通り伝えたところで、

「ところで、明日はブルーマウンテンズに行くんだったっけ?」

と彼らのスケジュールについて私に聞くので、「いや、私は何も聞いてないから、ちょっと待って」と彼らを呼び、日程について聞くと、明日はブルーマウンテンじゃなかったと思うとのこと。1人の子が、スケジュール表を出してきて見せてくれたのですが、それによると明日の予定は、“ポートスティーブンス”となっているじゃありませんか。

「明日はポートスティーブンスに行くことになっているみたいですよ」
「えぇ?ポートスティ-ブンス?それじゃ、(ブルーマウンテンズとは)まるっきり反対方向だねぇ」
「彼らのプログラムによると、明日は4コースから選択するようになっていて、この子達はポートスティーブンスを選んだみたい」
「そう、そうだったのね。でも夕食はここに帰ってくるはずだから……」

こんな会話が続き、改めて彼らの日程表に目をやると、よく考えたら、なんとも忙しいスケジュールだこと。

昨日の朝シドニーに着いて、そのままシドニー市内をちょっと観光?
夕方、このエリア(ノーザンビーチズ)に到着。お隣の家にホームステイ。
翌日朝8時に再集合、ポートスティーブンスへ。約200キロ、片道3時間はかかるはず。つまり、行き帰りの往復だけで6時間。トータルで8~9時間くらいはかかるでしょうか?
夕方、ホームステイ先に帰宅。
翌朝再集合、ブルーマンテンズへ。この日はホテル泊。

まだこの先もあったかもしれないけれど、ざっとこんな感じ。日本を発ち、着いたその日の夕方にホームステイ宅に放り込まれて、ホストファミリーと過ごす時間もほとんどないまま、翌朝早くに出かけてしまう。そして、帰ってくるのは再び夕方遅くで、あたりはもうほとんど真っ暗です。そして、夕食は一緒にとるけれど、再び翌朝早くに「さようなら~」といった具合。

ホストファミリーと過ごす時間は、おおよそ8時間程度といったところでしょうか? これじゃ、ホームステイの意味はほとんどないような気がするのですが…。

隣の坊ちゃん達も昨日、「彼らがここへ来たときに一緒にビーチを見に行ったんだけど、もう薄暗くて、景色もあまりよくなかったから、いい写真も撮れてないと思うんだ。だから、明日もう一回、明るい時に行こうよって思って」と、せっかく日本から来たのに、何も見ないで帰っちゃうのは残念すぎると話していました。

私も本当にそう思います。せっかくホームステイするのなら、家族が揃う週末に合わせるなどして、ホストファミリーとBBQするとか、ビーチで遊ぶとか、一緒に過ごす時間を少しでも多くしたほうがいいんじゃないかなと。この日程だと、飯食って、寝るだけ。みたいな感じですもん…(^^;

それから、彼らが持っていた日程表は日本語で印字されたものだけだったので、ホストファミリーに見せても読めませんよね。で、しかたなく、私が呼ばれることになったわけですが、学校側も英語でも併記するなどの対処が必要なのでは?と、ちょっと思いました。海外修学旅行を実施している学校の先生方、検討の余地ありではないでしょうか?

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