アフガニスタンのパン

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買い物に出掛けたところ、普段あまり見かけないものを発見!

……それは、アフガニスタンのパン。見かけは、インドのナンのような感じだけれど、それよりも倍以上は大きい。

インドのナンと決定的に違うのは、その形。ほぼ正丸で、ところどころに穴が開いているところ。そして、このアフガン・パンは、全粒粉を使っているらしく、インドのそれよりも黒っぽい。そして、とにかくデカイ! 1枚が人間の大人の顔の2倍弱くらいはありそうなほど。

個人的にインドのナンが大好きなので、これを見た瞬間、猛烈に惹かれてしまった…(^^;
一体どんな味なのだろう?とワクワクしながら家に帰り、早速、ちぎって口へ運ぶ。

とにかくでかいアフガニスタンのパンもちもちっとした歯ごたえと共に、ふわんと香ばしい麦の香りが口いっぱいに広がり、そしてほんのりとした甘みがわずかに残る。原材料を見ると、砂糖は使用していないけれど、ミルクを使っているよう。麦と牛乳のほんのりとした甘さが、見事にマッチ! そして、「すべてナチュラルなもので作っている」との但し書きも。

これはなかなか美味♪

そしてこのパンは、シドニーでは俗に「トルコ人街」と呼ばれる町で作られていると書かれている。トルコ人街は、元々トルコ人が多かったためにこう呼ばれているけれど、今は周辺のアラブ圏(というかイスラム圏)の国々からの移民も多く住んでいる町。アフガニスタンも同じくイスラムの国。そのため、こうしたパンを焼く店もあるのだろう。

というわけで、ちょっと珍しいアフガニスタンのパンを口に運びながら、久しぶりにトルコ人街へ行きたくなってしまった…。シドニーの郊外には、ひとつの町全体が民族街のようになっているところがたくさんあって、実は面白い! 旅行ガイドには絶対載っていないディープなシドニーです(^^)。あ、ちなみにパンは3ドルちょっとでした♪

About Me
Miki Hirano平野 美紀 
自然に魅せられ、6年半暮らしたロンドンからオーストラリアへ移住。トラベル・ジャーナリストとして各種メディアへの執筆、ラジオ/テレビ出演などで情報発信しながら、メディア・コーディネーターや旅行情報サイトの運営も。目下の関心事は野生動物とエコ。シドニー在住20年以上。詳細なプロフィールはこちら。
執筆依頼、取材代行、メディア・コーディネート等、承ります。お気軽にお問い合わせください。

理解しがたい…返金システム

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例えば日本で。売り出しの広告チラシが入ってきた場合。どうせ買い物に行くなら、あのチラシに載っていたアレを買おう!と思いますよね?

しかも、本当にそれが欲しいものだった場合、無くなっちゃ困るのでダッシュで店に行き、まだあるのを見つけた瞬間、なにやらすんごく嬉しくなってしまい、「ラッキー☆」と心の中で叫んで一人ニタニタしてしまったり…(^^;。

そして、もし、そのものに対して支払いをしようとした時、広告に載っていた特売価格ではなく、通常価格でレジを打たれてしまった場合。すご~く戸惑う。「どうしよう、言おうか。言うまいか…」と。でも、そこで「それって広告に載ってたと思うですけど?」と、さりげな~く主張してみる。「あ、すみません。そうでしたね」と、レジ係りの人がすぐに対応してくれたら、すごく安心(笑)。

でも、もし、支払ってしまってから値段が違っていたことに気づいてしてしまった場合。これもまた困ります。。再びレジへ持っていって言うか、どうしようか、と。たぶん、大抵の場合は、一応言いに行くと思います。その差額が大きければ、大きいほど。でも、それがほんの小額だったら「ま、いっか」としてしまうこともあるでしょう。私もそのクチ(^^)。

そしてここで、差額を申し出たとします。その場合、普通の対応なら「あ、すみませんでした。それでは、こちらが△△円で特売価格が○○円ですから……では、その差額○円のお返しです」という感じでしょうか。

でもねー、ここシドニーでは違うんですよ。。なぜなのか、よくわかんないけど。ここシドニーでも広告チラシが入ってきます。日本ほどのお得感はありませんが、、

先日入ってきたスーパーの広告に「みかん1kgで1.99ドル」というのがあったのです。それほど絶対に買わなきゃならないものじゃなかったけれど、たまたまそのスーパーに買い物に行ったので、そのチラシに載っていたみかんを10個ほど袋に詰める。(ちなみに別の品種のみかんは、広告のそれより1kgあたり約2ドルほど高かった)そして、レジへ。

袋に入っているみかんは、広告に載っていた1kg=1.99ドルのはず。なのに、係りのおばさんは、約2ドル高かった別の品種でレジを打ってしまったのです。みかんは10個でちょうど1kgをちょっと欠けるくらいでしたので、本来なら2ドル以下のはずですが、レシートには、3.46ドルの表示が…。

ここでまたまた迷いました。言うべきか、「ま、いっか」にするか。。ここで一旦レジを通過してしまった場合、カスタマーサービスへ申告しなければならない、というのも少々面倒。でもこの時は、一応言いました。

「あの~、これ、あの広告のみかんなので、1kg=1.99ドルのはずなのですが?」

「あー、すみません。ちょっと確認してきますね(←ここまでは、一般的な対応)」 そして戻ってきたカスタマーサービス係りのおじさんは、計算機を叩きます。「差額を計算しているのね」と、思いますよね?

そして、レジを開けてお金を出し、「それでは、こちらで」 と、レジから出したコインとみかんの入った袋を手渡されました。

私の右手のひらには、3.50ドル(*)。左手には、1kg=1.99ドルのみかんが10個入った袋。 注) (*)=支払ったのはカードなので、3.46ドルなのですが、この国では10セント以下の細かいお金は実際はないので、四捨五入で3.50ドルとなる。

ん?んん??

みかん10個は、2ドル弱のはず。ならば差額は1.50~1.60ドル程度では?? これでは、みかんはタダということに??? もう一度言いに行こうと思ったけれど、おじさんは忙しそうにどこかへ消えてしまいました……。というわけで、この日はなぜかタダになったみかんを持って帰宅したのでした。

そして、その数日後。別のスーパーで、再び同じようなことが起きたのです。今度はナス1kg=2ドルが、なぜか1kg=5.89ドルで計算されてしまっていました。これは結構な違いなので、やはりカスタマーサービスへ申告。そしたら、また、支払った金額そのままとナスが返ってきました。。???

なんでーっ!? いまだ、この不思議な返金システムが理解できません。。。

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Miki Hirano平野 美紀 
自然に魅せられ、6年半暮らしたロンドンからオーストラリアへ移住。トラベル・ジャーナリストとして各種メディアへの執筆、ラジオ/テレビ出演などで情報発信しながら、メディア・コーディネーターや旅行情報サイトの運営も。目下の関心事は野生動物とエコ。シドニー在住20年以上。詳細なプロフィールはこちら。
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台風並みの猛烈嵐、シドニーに襲来!

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いやぁ、昨夜は凄かった…。強烈な突風と豪雨、家全体が震えるほどの猛烈な嵐! なんでも風速は、時速100kmを超えていたとか。この嵐のせいで、今朝のシドニー空港では、強風で飛行機が着陸できず、メルボルンへ回避したらしい。

とにかくもの凄い風で、ブォーンという低い地響きのような(風が吹く際の)唸り音が聞こえるほど!!あんな猛烈な風、台風が直撃した時にもなかったような気がする。おかげでほぼ一睡もできなかった…(涙)。少しはマシになったけれど、今もまだ風が吹き荒れている。

近所の家の大木もこの強風に耐え切れず、倒れたようで、朝早くから撤去作業が行われていたし、下のほうでは屋根が飛ばされるような音も。真夜中だったので、あまり実害はなかったけれど、停電も数時間に及んでいたよう。しかも、南風でとっても寒い…(泣)。

低気圧が発達して台風並みのストームが発生した、ということだけれど、沿岸部は猛烈な風と雨、そして山のほうではブリザード(吹雪)だったらしい。ここ数年は、こうした冬の嵐がやってくることが多くなったような気が、、やっぱり気候変動なのでしょうか?

Violent storm trashes Sydney and NSW by The Daily Telegraph

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