新連載コラム、地球に優しい旅しよう!

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 きっと旅に出たくなる!世界各地のニュースやイベントが満載の旅情報サイト「Risvel リスヴェル」で、今月より、連載コラムを掲載していただくことになりました!

 コラムのタイトルは「地球に優しい旅しよう!自然と動物好きなトラベルジャーナリストの旅コラム」。

 自然を肌で感じ、その土地ならではの動物や植物、おいしい食べ物などに癒されながら、心も体もリフレッシュする旅をご提案できればと思っています。オーストラリアのネタが中心になりそうな予感ですが(笑)、その他世界中の旅先で見つけた話題なども織り交ぜながら、心に残った旅を綴っていきますので、お楽しみに♪

【連載コラム】地球に優しい旅しよう!自然と動物好きなトラベルジャーナリストの旅コラム @ Risvel

About Me
Miki Hirano平野 美紀 
自然に魅せられ、6年半暮らしたロンドンからオーストラリアへ移住。トラベル・ジャーナリストとして各種メディアへの執筆、ラジオ/テレビ出演などで情報発信しながら、メディア・コーディネーターや旅行情報サイトの運営も。目下の関心事は野生動物とエコ。シドニー在住20年以上。詳細なプロフィールはこちら。
執筆依頼、取材代行、メディア・コーディネート等、承ります。お気軽にお問い合わせください。

シドニーの水道水で金魚を飼うと死んじゃう?

水道水は安全?
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 「オーストラリアの水(水道水)は飲めますよ。シドニーの水は、日本茶にもOK。結構美味しく飲めます!」

 と、これまで色んなところで言ってきた。個人的な体験から言えば、シドニーの水は日本に近い軟水だと思う。でも、ときおり「消毒臭い?」と感じることもあり、また、シドニーにお住まいだという方であっても、「硬水だと思う」という意見もある。

 そこで、気になって調べてみた!

 シドニーと一口に言っても、実際に住所にSYDNEYと付くエリアは中心部の非常に限られた範囲でしかなく、一般的に「シドニー」という枠で括られるエリアは、メトロポリタン・シドニーという中心部から半径30キロ程度の範囲。我が家とそのシドニー在住の方の家とはかなり離れており、別の浄水場から水が引かれていることがわかった。

 シドニー・ウォーターによれば、我が家のあるエリアは西部のプロスペクト浄水場からの水が引かれており、これは中心部も同じ。硬度は日本の平均とほぼ同じくらいであるため、軟水と言える。しかし、プロスペクト浄水場よりさらに西側やリバプールより南部あたりは、別の浄水場から引かれているため水質は異なり、硬度の高い硬水であるらしい。(注意:リバプールより南部であっても、イラワラ地区まで行くとまた別の浄水場になり、プロスペクト浄水場よりさらに軟水。シドニー在住で自分のエリアは?と思った人は、ココ(PDF)をどうぞ。)

 オーストラリア、とりわけシドニーは、世界の中でも水道水の飲める国(都市)として、その名が挙がるが、1998年に原水から集団感染を起こす可能性がある細菌が検出されたことがあり、当時は「煮沸して飲むように」という警告が出され、ちょっとしたパニックになったことがあった。今はもう、そんな心配はまったく無いけれど、ときおり感じる強い消毒臭=塩素臭は、その時のことが原因なのかも?

 そんな、シドニーの水道設備は、最新技術を駆使した世界一の規模といわれている。この“最新の技術を駆使した”ところが、実は問題で、このシドニーの水道施設は、薬品処理を施すアメリカ式の『急速ろ過』というシステムなのだそうだ。薬品が含まれた水道水が、完全に安全か?ということには、大いに疑問を感じるところで、気になってさらに調べてみたところ、日本の水道水でも金魚やメダカを飼うのはご法度であるということが、半ば常識であるということに小さな驚きを感じてしまった。

 というのも、子供の頃に縁日の“金魚すくい”で獲った金魚を飼っていたことがあるが、その時は何も考えず、水道の水をジャバジャバと入れていた記憶があるからだ。何も問題なく、金魚は生きていたし、水道水をそのまま使ったらキケンだなんて、考えたことも無かった。オットにも聞いてみたが、彼も水道水をそのまま使って飼っていたという。でも一般的には、観賞魚を飼う際に水道水のカルキ抜き、塩素抜きをするのは当たり前で、そうしないと死んでしまうという。

 この違いは一体何なのだろう?

 またまた気になって、我らの実家の浄水施設について調べてみたところ、我実家は、安全な水を提供するとして最近とくに注目されている『緩速ろ過』システムのお手本とされる浄水場で、オットの実家は日本有数の名水(地下水)が引かれているところだった。2人とも知らずして、安全といわれる水を飲んで育っていたようだ。

 ということは、薬品処理しているシドニーの水道水で金魚を飼った場合、そのまま入れたら死んでしまうのではないか!?  という疑問がフツフツと沸いてきた。うーん、、ある意味、ショック……。

 しかし、安全な水を作り出す『緩速ろ過』はイギリス式だというのに、なぜ、わざわざアメリカ式の危ない『急速ろ過』にしたのか?もしかして、システムや技術の押し売りをされたのかも?? シドニーの水が飲めることには変わりないとはいえ(でも一応、以前からフィルター通してるけど)、腑に落ちない気持ちでいっぱいです。。(涙)

※アメリカの水道水が危ない件、調べたらいろいろ出てきたので、自分のメモとしてもここに貼っておきます。アメリカと言っても広いから州や地域によって違いがあるのかもしれませんが。。

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