日本人の肌感覚

標準

(…遅ばせながら…)あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いいたします。
いまだに、イマイチぴんとこない真夏のお正月を過ごしております(笑)。初日の出を見に行って、蚊の集中攻撃を受けるという、いかにも夏らし~い災難に見舞われてしまいました…(; ;)。
日本人の季節感からすると薄着&半袖とで初日の出を見るというのは、だいぶ場違いな格好とも思えます。「こんな格好で見ていていいのだろうか、、初日の出…」としみじみと自分の着ている服を見ていたら、日本人の肌感覚について、ふと思うことがありました。
それは、まだ本格的な冬に突入していない11月頃に日本へ帰国すると…空港や電車の中で見かける人たちが、皆すごい厚着をしている!?と感じていたからです。
夏になったばかりのシドニーから晩秋~初冬に差し掛かった日本へ行くと、たしかに肌寒いと感じます。ですが、実際にはそれほど寒くはない。そりゃ半袖ではちょっと…と思いますけど、厚手の上着を着込むほどではないし、薄手の長袖などでちょうどいい感じ。空港ビル内などが暖房で暑いので、外に出ると「あぁ~涼しくて気持ちいい!」と思うほどです。
なのに、行き交う人々の中にはマフラーを巻き、ダウンジャケットを着込んだりしている人も…。もしかしてファッションでやっているの?とも思ったりするのですが、そういうわけでもなさそうで、「あんなに着てたら絶対暑いよ」と思うような人ばかり。かなりの人が結構な厚着をしているのです。
で、ここからが本題。
日本は夏がすごく暑いから、少しでも寒くなると「うーっ、寒い!」と感じるのではと。つまり、1年における寒暖の差があまりにも激しいため、すごく寒く感じたりする。(その反対にすごく暑くも感じる、ということになるのでしょうが…)
また、ここシドニーのように年間を通してそれほど極端に寒くなったりすることもなければ、暑くなることもないところに住んでいると、徐々に気温の変化に鈍感になっていくのかもしれないとも思ったり。だから、外国人は「こんな寒い時に…」と思うような季節でも半袖でウロウロしていたりするんじゃないかと。
#外国人といったって、何人かわかりませんけど。アメリカ西海岸なんかもここ(シドニー)と似たような感じなのではと思うのです。
まったく同じ条件下の場所に、様々な気候帯に住む人々が同時に集まったら、それぞれどう感じるのか?そんな企画があったら結果を知りたいと、何気なく思った2008年真夏のお正月でした。

newyear2008
年がら年中、裸のキューピーさんたち

About Me
Miki Hirano平野 美紀 
自然に魅せられ、6年半暮らしたロンドンからオーストラリアへ移住。トラベル・ジャーナリストとして各種メディアへの執筆、ラジオ/テレビ出演などで情報発信しながら、メディア・コーディネーターや旅行情報サイトの運営も。目下の関心事は野生動物とエコ。シドニー在住20年以上。詳細なプロフィールはこちら。
執筆依頼、取材代行、メディア・コーディネート等、承ります。お気軽にお問い合わせください。

日本人の肌感覚」への4件のフィードバック

  1. さくらきのり

    イングランドのサッカーを見ていても 半袖の選手結構いますね。
    話しは変わりますが、土曜日 TBSの世界遺産の番組でシドニーのオペラハウスをやってました。
    見ていたら、またシドニーで暮したくなりました。
     

  2. Miki

    えっ。。さくらきのりさん、シドニーに住んでいらしたんですか?
    そういえば、以前シドニーで…という話が出ていましたよね。
    その頃(いつ頃?)と今じゃずいぶん違ってしまっているんでしょうね。

  3. さくらきのり

    ええ、以前も『シドニーで暮したくなった』ことがあります。
    暮したくなったことは何回もあります。(笑)

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