生活インフラ整備より、最古の森を守ることを選んだケープトリビュレーションの住民達

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 エコナビで連載中のコラム『自然と共存するオーストラリアの住まい』、Vol.5「世界遺産の豊かな森と共存する住民たち」がアップされました!

 今回取り上げているのは、先日、「オーストラリアNOW トラベル」の記事でもご紹介した、世界最古の熱帯雨林地区ケープトリビュレーションです。

 人間が社会生活をするのに必要な、電気や上下水道といった生活インフラはほとんど整備されていない、ほぼ陸の孤島状態ともいえる熱帯雨林の森の村々。世界遺産に指定され、観光客が増えたことで、ここ20年ほどで小規模の宿泊施設やレストランなども次々とできましたが、こうした状況は20年前とひとつも変わっていません。

 日本なら「世界遺産になったのだし、観光客もたくさん来るから、すぐにでも生活に必要不可欠な電気や上下水道などを整備してほしい」と地域住民たちが陳情書を提出して、地元の自治体がすぐさま快適な住環境を整備し、ますます観光化が進んでいくところでしょう。

 ですが、このエリアの人々は、それをしませんでした。ここの住民達は、自分たちが便利に暮らすための生活インフラ整備を要求するよりも、自分たちの努力で森を守ることを誇りにしているからです。

 では、実際にどんな暮らしぶりなのか?は、以下のリンクからどうぞ♪

★エコレポ Vol.5 「世界遺産の豊かな森と共存する住民たち

About Me
Miki Hirano平野 美紀 
自然に魅せられ、6年半暮らしたロンドンからオーストラリアへ移住。トラベル・ジャーナリストとして各種メディアへの執筆、ラジオ/テレビ出演などで情報発信しながら、メディア・コーディネーターや旅行情報サイトの運営も。目下の関心事は野生動物とエコ。シドニー在住20年以上。詳細なプロフィールはこちら。
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