「JAL×WOWOW 映画のある旅」にて、マトリックスロケ地案内

JAL×WOWOW「映画のある旅」 マトリックスロケ地案内
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 あけましておめでとうございます!今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 2015年元旦にWOWOWで「マトリックス」3部作が放送されるのに合わせ、JAL×WOWOW「映画のある旅」というサイトで、9年ぶり(!?)に、マトリックスのロケ地案内を執筆しました。

 「映画のある旅」は、WOWOWで放送される映画にあわせて、ロケ地となった場所を紹介し、JALで旅にでよう!と誘う粋なサイトです。

 昔から記事を読んでくれている方はご存じと思いますが、以前書いた「マトリックス」のロケ地紹介記事は、私にとっても大ヒット記事のひとつ。今回はそれプラスαで、以前紹介しなかった場所やロケ地近隣の観光スポットも加えた豪華版です!しかし、記事執筆を進める途中で思わぬハプニングが…

 この中で紹介しているロケ地Eの「モーフィアスが捕らわれている政府関連ビル」のところで、近隣の観光スポットとして、先日シドニーで起きたカフェ人質事件の現場「リンツ・チョコレートカフェ」を紹介することになっていたのです。なんせ、現場はロケ地ビルの真ん前!

 最初のうちは、私も編集者さんも静観しようと思っていたのですが、あまりに衝撃的な結末だったため、急遽、差し替えに。。記事右横の写真をご覧いただくとわかると思いますが『鼻を触ると願いが叶う…シドニー病院前の「幸運のイノシシ像」』になっています。ここはロケ地ビルから徒歩2分程。

 現場となったカフェのあるマーティンプレイスは、普段は本当にのどかできれいな場所。リンツ・チョコレートカフェもおいしいチョコレート・スイーツがいっぱいで、常に多くの女性客で賑わっていました。事件後の今は、一時閉店となっています。今後再開するのか心配… ともあれ、この事件で、シドニーを敬遠する人がでないことを切に願っています。。

 ※なぜか突然、投稿不具合が生じてしまったので、続きはこちらに書きました。。たぶんWordpressのバージョンアップに伴う不具合と思うのですが、後で解決策を探ってみます。。。


About Me
Miki Hirano平野 美紀 
自然に魅せられ、6年半暮らしたロンドンからオーストラリアへ移住。トラベル・ジャーナリストとして各種メディアへの執筆、ラジオ/テレビ出演などで情報発信しながら、メディア・コーディネーターや旅行情報サイトの運営も。目下の関心事は野生動物とエコ。シドニー在住20年以上。詳細なプロフィールはこちら。
執筆依頼、取材代行、メディア・コーディネート等、承ります。お気軽にお問い合わせください。

シドニーで起きたカフェ人質事件の顛末…

シドニーで起きたカフェ人質事件の犠牲者への献花であふれるマーティンプレイス
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 シドニーの中心部で、とんでもない事件が起こってしまった… 観光スポットでもあるマーティンプレイスにある「リンツ・チョコレート・カフェ」に、銃を持った男が従業員と客を人質に立てこもり、治安部隊(武装警察)が突入、犯人を含む3名が死亡するという痛ましい事件だ。

 カフェのマネージャーと客として店内にいた女性弁護士の2名が、犠牲になってしまった… この2名の犠牲者が、犯人によって撃たれて殺されたのか、治安部隊突入による銃撃戦で流れ弾に当たって死亡したのか、原因はわかっていない。

 事件の現場となってしまった「リンツ・チョコレート・カフェ」は、チョコレート会社がやっているカフェで、チョコレートのメニューが豊富なため、女性にはとくに人気の高いカフェだ。だから、どちらかといえば、いつも女性客が多い。男性は女性と共に来店した人か従業員くらいで、店内は広く、犯人が人質をとって立てこもるには条件が揃ってたかもしれない。

 実は、私も事件が起こるわずか10日ほど前に、この界隈を取材でウロウロしていた。というか、まさにこの「リンツ・チョコレート・カフェ」をこれから公開予定のウェブ・コンテンツで紹介するため、訪れていた。長い時間その場所に留まってはいないが、自分が巻き込まれる可能性がまったくなかったわけではないと思うと、背筋が寒くなる。

 とはいえ、事件があった当日は、シドニーを離れてメルボルンにいたため、たまたま見ていたTwitterに流れてきた豪ABCニュースの『速報』で、事件を知ったのだった。すぐにその豪ABCのツイートをリツイートまたは、日本語で説明を入れてツイートしようかと思ったが、たいしたことなく事件が解決してくれれば、とくに大事(おおごと)にすることもないという思いがよぎり、拡散するのをためらった。この時、頭の中をよぎったのは、事件によってシドニーのイメージが悪くなるかもしれない…というものだった。

 しかし、事件の経過と共に、そんな甘いことをいっている場合ではないとわかり、最初の速報から約1時間後に流れてきた以下のツイートをリツイートした。

 その日は移動していたため、その後もiPhoneを片手に、事件の経過を固唾をのみながら見守っていた。

 事件は、発生から約16時間後に、治安部隊突入。人質となっていた一般市民2名が死亡、半数近くが負傷、犯人死亡という悲惨な結末で幕を閉じた。犯人のイスラム国との繋がりなどが指摘されているが、シドニーでは以前にも、南部クロヌラで現地の白人系と中東系イスラム教徒らの武力衝突があり、民族暴動まで発展したことがあった。そうした意味では、様々な国からの移民で成り立つ国家の危うい部分は常にあるといえるかもしれない。普段から小さな衝突や差別的な事件がまったくないわけではないが、オーストラリアは全般的に概ね治安はよく、最大都市のシドニーでさえ、このように大きな事件はかなり少ない。

 そんな中で起こった痛ましい事件。いつもは平穏なオーストラリアにおいて、師走に起きたこの事件が、「2014年オーストラリアの14大ニュース The top 14 stories of 2014」のトップとなったのも頷ける。犠牲となってしまったお二方に、心から哀悼の意を捧げます。

※そんなわけで、記事内で紹介する予定だった「リンツ・チョコレート・カフェ」の部分はカット、別の物件に差し替えとなりました…。事件の経緯は、日本でもかなり報道されていたようなので、各メディアで確認してみてください。

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12月7日のNHK「ちきゅうラジオ」に出演します!夏のシドニーのクリスマスのお話

NHKラジオ「ちきゅうラジオ」に出演します!
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 12月7日(日)のNHK「ちきゅうラジオ」に出演し、「ちきゅうズームアップ」というコーナーにて、「アウトドアで過ごす真夏のクリスマス」というタイトルでお話をさせていただきます。

 当日シドニーで行われる、オージーらしいユニークなイベントや真夏のクリスマスの様子などをご紹介する予定です。番組は、日本時間の午後5時5分からの生放送。私が出る時間はまだ未定です。

 NHKワールド・ラジオ日本でも放送されますので、海外でもお聞きいただけます。(のはず…)日曜日ですので、よかったら聴いてみて下さい!

 (余談)…全然関係ないけど、「ちきゅうラジオ」って、ひらがなで「ちきゅう」だったと、今知った次第… 前回出演させていただいた時も「地球」って漢字だと思ってた。。(^_^;

 ★ちきゅうラジオ ※こちらのページでご紹介いただいてます。

NHKラジオ「ちきゅうラジオ」に出演します!

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「トラベルコちゃん」にて、ホテル・レビュー15軒 ~トラベルジャーナリスト直伝!シドニーらしさ満点のホテル

トラベルコちゃん、トラベルジャーナリスト直伝!シドニーらしさ満点のホテル
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 老舗旅行情報サイト「トラベルコちゃん」の 海外現地クチコミ・コーナーにて、シドニーのホテル・レビュー15軒を寄稿しました!

 「トラベルジャーナリスト直伝!シドニーらしさ満点のホテル」というタイトルをつけていただき、定番ホテルから隠れ家ホテルまで、一般的なガイドブックとはちょっと違った視点でレビューしています。(実は、10月の頭にはアップされていたのですが、またまた報告が遅くなってしまいました。。)

 ざっと以下のような内容で、シドニーの15軒のホテルをご紹介しています。

  • 歴史と近代が混在する中心部と風光明媚なハーバー沿いに滞在して、穴場グルメを楽しむ!(8件)
  • 美しい夕景にうっとり♪ 最もシドニーらしい風景が広がるロマンチックなエリア(4件)
  • こんなところがあったとは!と、目からウロコの大自然とビーチに癒されるマンリー(1件)
  • シドニーのローカル気分で過ごせる、住宅エリアの隠れ家ホテルはいかが?(2件)

 これからシドニーにいかれる方、これを読んで泊まってみたい!と思っていただけたら嬉しいです♪

 ▼トラベルジャーナリスト直伝!シドニーらしさ満点のホテル  by トラベルコちゃん・海外現地クチコミ

 …実はこれ、Facebook繋がりの知人から依頼されていたのですが、メッセージに気づかず、当初とんだご迷惑をおかけしてしまったのでした。。A様ごめんなさいっ!

 ★シドニーのホテル探しなら、以下のホテル・サーチが便利!複数のホテル予約サイトで価格を比較できます♪

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オウムの郵便屋さんに会いたい!

オウムの郵便配達
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 先日、思わず釘付けになったとある記事。そこに載っていた写真には、我が家にも毎日やって来るオーストラリアの固有種「コッカトゥー」、和名では「キバタン」と呼ばれる白いオウムが写っていました。

 そのキバタンは、バイクの前につけられたかごバッグに停まり、ヘルメットをかぶったおじいさんがバイク運転。ん?このおじいさんの格好、どこかで見たことあるぞ?と思ったら、こっち(シドニー郊外)でもよく見かける郵便配達の格好でした!

 記事のタイトルには、「郵便配達のジョージ」とあり、そのキバタンはジョージという名前で、なんと郵便配達員らしい!?

勝手に我が家に侵入する悪戯もののキバタン

勝手に我が家に侵入する悪戯もののキバタン


 いえいえ、実際の郵便配達員は、このバイクを運転しているおじいさんなのですが、ジョージはいつも郵便配達のバイクに乗り、配達している間ずっと一緒にいるのだそう。なので、地元では「郵便配達のジョージ」として有名なのだとか。

 

なんともかわいいじゃありませんか!

 (実は、我が家では、毎日来ていたずらするので困っているのだけど、見るとホントにかわいいの。と、ついつい甘やかしてしまうのがいけないのですが…(^_^;)

 ジョージは、産まれて間もなく、親鳥によって巣から蹴りだされ、地面に落ちてしまったところをこのおじいさんに助けられ、命拾いをしたキバタンなのだそうです。そして6ヶ月の幼鳥の頃から、おじいさんが郵便配達に出掛ける時には、必ず一緒にバイクに乗り、配達を共にしてきたかけがえのないメイト(親友)♪

 ああ、うちにもジョージが配達に来ないかなぁ~ とか思いつつ、記事を目にしたあの日から、いつか絶対ジョージに会いに行きたい!と夢見る毎日なのです。(*´∀`*)

George the Postie, always delivers as he rides shotgun with Australia Post worker Bob Johnston


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カウラ桜まつり、メルボルンの記事2本アップ!【Risvel 連載コラム:地球に優しい旅しよう!】

リスヴェルにカウラ桜まつりとメルボルンの記事をアップ!
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 旅行情報サイト「Risvel リスヴェル」で連載中のコラム:地球に優しい旅しよう!に、先月末に行われた「カウラ桜まつり」のレポートと、メルボルンが世界で一番フレンドリーな街、住みやすい街に輝いたという記事をアップしています。(またまた報告が遅くてすみません。。)

 この2本はどちらもレポート記事になっており、行ってみなければわからない(見えない)小さな発見などを盛り込んでいます。

南半球のオーストラリアに春がやってきた!~カウラ桜まつり

世界で一番フレンドリー&住みやすい街、メルボルンへ!成田発着直行便 搭乗レポート

 ジェットスターの直行便でメルボルンへ行ってみようかな? カウラってどんなところだろう?行ってみようかな?
と思った方に、ちょっぴりお役にたてると思います。

 ガイドブックには載っていない情報が詰まっていますので、どちらもよく知らない…という方は、ぜひ読んで、行きたくなってください♪



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「地球アゴラ」魅惑の地下ワールド 涙のクーバーペディ・ロケ裏話その2

煙突みたいなものが、そこらじゅうの地面からでているクーバーペディの町
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 そんなわけで、前回書いたように、観光客など絶対に来ないだろうという、地元の超ローカルなパブへ、アポなし突撃取材に訪れた我々ロケ班。

 とりあえず、撮影許可を得なければ!ということで、以前、一度取材に訪れたことがあるというI氏が、その時に知り合ったキッチンのスタッフが、まだ働いているかどうか、とりあえず尋ねてみることに。

 しかし、既に数年の年月が経過しているため、その彼女はもういないとのお返事。それでも、マネージャーという女性がでてきて、事情を話すと、

ローカルな地元パブで食事をする住民のみなさん

ローカルな地元パブで食事をする住民のみなさん


 「誰が応じてくれるかわかんないけど、本人にOKかどうか聞いてみて、いいっていえばどうぞ。中は撮っても構わないから」

 という嬉しいお言葉!それじゃあ、インタビューの対象となりそうな、今回の番組テーマ『地下住居』に住んでいる人を探そうと、その辺で飲んだくれているおじさん数名のグループに声をかけます。

 「ちょっとすみませーん!」と声をかけると、振り返ったおじさんたちの顔が、

キタ────∵・(゚∀゚)・∵────ッ!!!!

 って感じに紅潮!ん?んん?なんだなんだ???なんなのこの反応????

 気を取り直して、とりあえず、我々が一体ここで何をしているのか説明しようとすると、こちらが口を開く前に、

 「おぉ!あんたたちのこと、知ってるよ!日本のテレビ・クルーだろ?!〇〇(O氏)、△△(I氏)、そして、Miki…だっけ?」

 え?なんで私たちのこと、知ってるの??しかも名前まで???

オーストラリアのアウトバック(荒野)に沈む夕日は、いつみても美しい!

オーストラリアのアウトバック(荒野)に沈む夕日は、いつみても美しい!


 困惑する我々の表情を見て、ひとりのおじさんが、立て続けにこういいました。

 「Facebookにでてたのさ。日本から、この町のこと紹介するために来たんだろ?さて、俺たちが協力できることは何だい?」

 お前らのたくらみは、もうすっかりバレてるのだよ、フフフ。何でも俺に聞いてくれ。エッヘン!とばかりに、超協力的なおじさんたち。

写真を撮られた後、即座に町のコミュニテイFacebookアップされてた!

写真を撮られた後、即座に町のコミュニテイFacebookアップされてた!

 ん?Facebook・・・・・??
 あっ!あの昼間に観光案内所で撮られた写真だ!と、いまさら気づく私たち。ほんの数時間前のことなのに、もうFacebookにアップされ、しかも、町の人たちが大勢見ているなんて!こんな、荒野の砂漠地帯なのに… もう、ホントにビックリです。

 しかし、そのFacebookのおかげで、話はとってもスムーズ。声をかけて欲しくて、わざわざ寄ってくる人もいたりして(笑)。とにかく、みなさん、とても協力的で大変助かりました。

 そして、その夜、宿に戻って、そのFacebookを見てみると、そこには、こんなメッセージと共に、我々ロケ班3名の写真が、名前と共に載せられていました。

 “If you see 〇〇, △△ and Miki around town they are a Japanese film crew doing a documentary on Coober Pedy life with ××. Say hi and make them feel welcome!
(日本のフィルム・クルーの、〇〇、△△、そしてMikiが、クーバーペディのドキュメンタリーを撮りに町を訪れています。もし見かけたら、ハーイと挨拶をして、歓迎してあげて下さいね)”

 注)〇〇と△△は、それぞれ、O氏、I氏のファースト・ネームです。

 なんと嬉しいじゃありませんか!!観光案内所の彼女の機転のおかげで、この後の取材・撮影も、とてもフレンドリーかつ協力的な住民のみなさんばかりで、大変スムーズにロケが進み、楽しく過ごすことができました。ご協力いただいたみなさん、本当にありがとうございました!

乾燥してひび割れた大地でも、たくましく生きる植物に感動!

乾燥してひび割れた大地でも、たくましく生きる植物に感動!


 そして、ロケ2日目に入ると、到着した時は「これは、住めね~」と、ぼやいていたO氏にも、「やっぱり、“住めば都”かもなぁ。ちょっと住んでみてもいいかもしれない」と、心境の変化が表れ始めていました(笑)。

 最終日。番組でお見せした『おっきなオパール原石』を貰ったB&Bのケンさんに、オパールを掘った穴とか、マシーンを使ってガシガシオパールを掘っているところを見たいのだけど…というと、連れてて行ってくれるというので、ついていくことに。町の入口にほど近いところに残された、昔の手掘りの穴を撮影した後に、マシーンのある場所へ移動。ケンさん曰く、「車で5分くらい」ということだけど、道なき道のようなところを恐らく6~7km は走って、ようやく到着。

町の周辺は、こんな風にオパールを掘った穴だらけ!

町の周辺は、こんな風にオパールを掘った穴だらけ!


 レンタカーのため、慎重な運転を強いられているこちらに比べ、自分の車でガンガン飛ばすケンさん。こちらは、見失わないようについていくのが精いっぱいです。ガタガタの砂利、砂地のところを走るため、車の中で体がぴょんぴょん跳ねたりして、到着した頃には、ヘロヘロ……

 そうこうしているうちに、刻々と出発時間が迫ってきます。時刻は、正午を回り、なんだかお腹の時計も鳴りだして・・・

 結局、ランチを食べる時間もなく、撮影終了後に、そのまま空港へ。ここで、普通なら、空港で何かさくっと食べれば…とか思うところですが、到着時に見た通り、掘っ立て小屋をちょっとアップグレードしたくらいの小さな空港ですから、カフェなんて洒落たものはございません! (`・ω・´)キッパリ

 空港でレンタカーを返し、チェックインを済ませた後、それぞれが持っていたお菓子を分け合って食べ、持っていた水を飲んだだけで、搭乗となりました。。(涙)

こんな感じの小さなプロペラ機しか飛んでいない…けど、これ、サーブ SAAB 340機!

こんな感じの小さなプロペラ機しか飛んでいない…けど、これ、サーブ SAAB 340機!


 そして、来た時と同じように、ビデオを回しながら、砂漠のど真ん中にポツンとあるクーバーペディの町を上空から眺めつつ、あともう一日あったら…と、名残惜しさいっぱいで、帰宅の途へと着いたのでした。

 ここで、さらなる裏話をすると、実は、番組内でお見せした『おっきな(くず)オパールの原石』は、じゃんけんで負けて、私が引き取ったのでした。だって、みんな「重いからいらない!」っていうんだもん。。(´・ω・`)

 あと、このロケの3日間、ずっと同じ服装しなくちゃいけなかったのが辛かった。。VTRを編集する際に、前後入れ替える可能性があるからってことなんだけど、たしかに服装変わっちゃってるとおかしいもんね。

 その連絡があったのが出掛け際だったため、急遽、汚れても目立たないデニムの服と迷彩柄のパンツをバッグに詰め込んで、不要になった着替えを抜いたら、機内持ち込みできる小さなバッグでもスッカスカ。クーバーペディのような砂漠地帯だと、埃っぽいので、車乗り降りするだけで赤茶けた土が舞って服に着くから、あれで正解だった。さらに、あの服は、後ろからマイクの発信機とコードを隠せて大正解!でした。

番組内で自慢してた大きな(くず)オパールの原石

番組内で自慢してた大きな(くず)オパールの原石


 その他にも、番組のリハーサルでも笑える出来事や直前のドタバタハプニングがあり、面白満載の「地球アゴラ・魅惑の地下ワールド」編でございました。このエピソードも、後ほどご紹介できたらと思っています。また、今回のロケで泊めてもらったケンさんの地下B&Bや食事をした地下レストランなど、クーバーペディの観光情報も 『オーストラリアNOW! トラベル』などでご紹介する予定ですので、お楽しみに~♪ ああ、また行きたい!!


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