A380フィーバーに沸くシドニー

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一昨日シドニーへ、世界に先駆けて初就航した最大の旅客機エアバスA380。シドニー空港はその日、歴史的な瞬間を一目見ようと集まった大勢の人たちでごった返しました。

a380_5シンガポールからの到着予定は、午後5時25分。私が空港に到着した5時にはすでに、オブザベーション・デッキ(展望台)は見学者で満杯状態!1時間以上も前から到着を待つ航空機マニアの姿もあったとか。
地元シドニー・モーニング・ヘラルド紙は、当地では滅多にない号外を発行し、空には3機ものTV局ヘリコプターが着陸直前の飛行姿を収めようと、空港上空を旋回しながら待機。到着ロビーには、いち早くA380乗客の第一声をとらえようと待ち構える海外&地元メディアで溢れ返っていました。

これはもう、ちょっとしたフィーバー状態です(笑)。
生憎の曇天の中、定刻5分前の5時20分、A380シドニー空港上空にその巨体を現しました。前夜から約1ヶ月ぶりにシドニーに降リ続いていた雨も直前には上がり、湿り気を帯びてテラテラと光る滑走路に向かって徐々に高度を下げるA380。

そして5時25分、定刻通りにランディング!その瞬間、オブザベーション・デッキにいた大勢の観衆から「うおぉぉ~」という大きな歓声と拍手が巻き起こりました。
a380_6曇りだったため早々に日没に向かっていた薄暗さのおかげで、空港の照明がスポットライトのようにA380を照らし出し、惚れ惚れするほどのカッコよさ♪ しかし実際目にすると、さすがにデカい!
(右写真は夜間にライトアップされたA380)

滑走路からターンして到着ゲートへと誘導されるA380を横目に見ながら、私達も到着ロビーへと移動しました。ロビーには、A380乗客を迎える大勢の人々のざわめきに混じって、ジャズの調べが…。なんと、サックスとギター、チェロの3重奏によるミニ楽団が、A380到着客のために演奏していたのですよ。う~ん、なんとも粋な演出♪

a380_3いよいよシドニー空港到着ロビーに最初のA380乗客が姿を現わすと、どわぁーっとテレビ・カメラやマイクを抱えたメディアが押し寄せ、あっという間に黒山の人だかり。まるで砂糖に群がるアリのように、大勢のメディアが一人の男性を取り囲んでしまいました。

「乗り心地はいかがでしたか?」
「今の気分は?」
矢継ぎ早に質問攻めにあうA380客の男性。

シドニー空港へと降り立った乗客達の荷物に付けられたタグで便名を確認し、A380の乗客だとわかると、どわどわどわぁーっとその人に向かって、アリ達(=メディア)は群がっていきます。見ているとちょっと可愛そうなほど…(^^;
a380_4 あれあれ?自作の(?)A380記念Tシャツを着た乗客を発見!マニアックですねぇ(笑)。
さて、私はといえば、そんな誰とも知らない人にインタビューするために到着ロビーでエンコラと待っていたわけではありませんっっ。私の目的は、この歴史的フライトに運良くも搭乗することができ、シドニーへとやって来た“あの人”を出迎えるため。それは、航空ジャーナリストであり、ガイド仲間でもある秋本さん、その人です!

メル友でもある(?)秋本さんと、実際にお会いするのはこの日が初めて。なのに、まったく初対面という意識に欠けたまま(秋本さんごめんなさい、、)、シドニー市内のパブで、閉店までA380の話題で盛り上がってしまいました。

この日お聞きした乗り心地や内部の様子については、以下の記事にまとめてみました!
世界初!超大型旅客機A380シドニーに就航

また、この後、A380はシンガポール~シドニー間の定期便として運行されます。当面の間は、シンガポール航空のこの路線のみ。「自分も乗りたい!」と思った方は、上記記事に情報をまとめてありますのでご参考に。A380で行く最高のシーズンのシドニー旅行、今すぐ(?)計画を立ててみてくださいね~!

a380_2

※秋本さんもご自身のブログで、A380についてチラっと触れていますので、こちらも合わせてどうぞ。

About Me
Miki Hirano平野 美紀 
自然に魅せられ、6年半暮らしたロンドンからオーストラリアへ移住。トラベル・ジャーナリストとして各種メディアへの執筆、ラジオ/テレビ出演などで情報発信しながら、メディア・コーディネーターや旅行情報サイトの運営も。目下の関心事は野生動物とエコ。シドニー在住20年以上。詳細なプロフィールはこちら。
執筆依頼、取材代行、メディア・コーディネート等、承ります。お気軽にお問い合わせください。

A380フィーバーに沸くシドニー」への5件のフィードバック

  1. さくらきのり

    機体:そのデカさにビックリしました。
    期待:そのフィーバーぶりにさらにビックリ!
    来たい:今のところシドニーに行く確率より、シンガポールからシドニーに行く確率の方がずぅ~と少ない。

  2. Miki

    さすが、さくらきのり さん!
    ひねってますね~(笑)
    デカイですよ、ほんと。
    「シンガポールからシドニーに行く」のは、たしかにちょっと大変ですもんねー。
    でも考え方ひとつで、シンガポールとシドニー両方楽しめる!と思えば、フライトも苦じゃないかも?

  3. チコ

    >さすが、さくらきのり さん!
     そっかー、
    あの程度でホメてもらえるなら、ワタスも一句。
    着たい:A380記念Tシャツ
     それはそうと、ハロウィーン。
    >ハロウィーン軍団が、昨年は5人、今年は6人と、年々増えているのは・・・
    >なんたって、“タダでお菓子を貰える”日ですからねぇ(苦笑)
     『さる国』では毎日来ます、いや来られます。幸せを運んで・・・
    To:さくらきのりさん
     『さる』について言及はご自重のほど、お願い申し上げます。
     おっと、他のかたもご同様にm(__)m
    PS
    『クソ○○』に驚嘆しました!
     ああ、ガキのことだったんですね(ほっ)

  4. Miki

    おぉ~!チコさんだ。
    しかもTikoじゃなくて、チコって…、うちに前に来ていたポッサムかと思いました(笑)。
    > 『クソ○○』に驚嘆しました!
    >  ああ、ガキのことだったんですね(ほっ)
    あ、すみません、、
    口が悪いもんで…(^^;
    でも、このコメントって、ハロウィーンのエントリに。ですよね?

  5. チコ・ポッサム(Full Name)

    その『さる』ところなどでは
    ○○という表現自体が、国外追放、永久入国禁止
    などというエラいことになりかねませんので、
    その冠にカタカナ2語など入れた日にゃ~想像を絶する・・・
    ご留意あそべ。
     そうなんです、
    >ハロウィーンのエントリに
     入れるべきなんですが、『きたい』のキーワードの連続性を
    熟慮の上、こちらに入れさせて頂きました。
    このあと、ハロウィーン・モードに切換えます。

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