家一軒まるごと引越し

標準

そういえば、先日出掛けたクイーズランド州のアウトバックでのこと。
町を出発して次のガソリンスタンドのある村まで(村と言ってもほんの十数軒程度の家しかないらしいが…)ちょうど200kmくらいという長い長い1本道を平均時速140kmで疾走していたところ、前方に黄色いランプを点滅させて驚くほどゆるい速度で走っている車がいるのを発見した。

こちらが140km/hも出しているせいか、80km程度で走っているその車は、蚊が止まるんじゃないかと思うほど遅く感じる。いよいよすぐ後方まで接近した時、その車が工事とか道路の点検車ではないことに気付いた。
OVERSIZE LOAD AHEAD
そう書かれたサインを頭上(いや、車上?)に掲げているところを見ると、どうやらさらに前方に大きな車両が走っているのだとわかる。この道は、ロードトレインと呼ばれるトラックの荷台を3台も4台も繋げた大型車のルートでもある。

oversize1

「まいったなぁ。こんな1車線の幅しかない道でロードトレインを抜かすのは厄介だ…」そう思いながら、警告車を追い抜かしてみると……
そこにいたのは!?
ロードトレインならぬ、ロードハウス…いや、そうじゃなくて、家を丸ごと車に乗せての引越しだった!!
家一軒をそのままではトラックに載せられなかったのか、ちょうど真ん中半分でぶった切ったような形で左側半分がトラックの荷台に揺られて移動中であった。

oversize2

ということは、右半分の家もいるはずと、左側半分の家を載せたトラックを猛スピードで追い抜き、さらに10kmほど先に…いたいた!右半分。これで家一軒分を丸ごとお引越し♪
引越し先に到着したら半分づつの家をまた再びくっつっけて、はい完成!という手はずなのだろう。ちなみに切り口(?)は、ゆがんで壊れないように板で補強し、埃が入らぬようビニールシートをかけてありましたとさ。
いやあ、オーストラリアは広い!家を丸ごと引越しさせるとは恐れ入りました…(笑)

oversize3
これが家の断面!本当に元通りになるのだろうか…?
猛スピードで追い抜く瞬間のため、手ぶれはご容赦くださいませ(^^)
About Me
Miki Hirano平野 美紀 
自然に魅せられ、6年半暮らしたロンドンからオーストラリアへ移住。トラベル・ジャーナリストとして各種メディアへの執筆、ラジオ/テレビ出演などで情報発信しながら、メディア・コーディネーターや旅行情報サイトの運営も。目下の関心事は野生動物とエコ。シドニー在住18年。詳細なプロフィールはこちら。
執筆依頼、取材代行、メディア・コーディネート等、承ります。お気軽にお問い合わせください。

家一軒まるごと引越し」への4件のフィードバック

  1. 桜気乗り

    一番下の写真、手ぶれは良しとして まさか高速走行のドライバーとカメラーの人 同一じゃないよね!?
    引越し?左右を足して一戸になる規格品の家を販売(配送)しているんでないの?
    どちらにしてもスゴイ。

  2. Miki

    ドライバーとカメラは同一人物ではありませんよー。
    だとしたら、かなり怖い…(苦笑)
    > 左右を足して一戸になる規格品の家
    あーそういうのもありかも。
    でもこの家、使用済み(中古)ってのがまるわかりだったんですよ。
    ドアとかもかかなり痛んでたし、家の中には家具らしきが入っていたのも見えました!

  3. 引っ越し

    家一軒まるごと引越し – シドニーの達人 オーストラリア在住の平野さんのブログからご紹介。 大きなお国には大きなお国なりのものの考え方があったにしても,「引っ越し」ってのはやっぱり引いて越すんだなぁとしみじみと思いました(笑)

  4. 作山朋之

    突然のコメントにて失礼致します。
    発掘!あるある大事典という健康情報番組を
    担当しております作山と申します。
    実は番組ではオーストラリアに関しての
    健康情報を集めております。
    以前番組では、
    「胃潰瘍対策に
     マヌカハチミツというものがあり、
     パンに塗ったり紅茶に入れたりしている」
    との情報を紹介しました。
    そこで、ぶしつけなお願いではありますが、
    あなた様がご存じの情報で、
    日本の視聴者の方々に対して、
    「へぇ~オーストラリアでは○○を食べて(飲んで)
     健康に気遣っているんだ」
    「健康の為に○○するのが
     流行っているんだ」
    などと言えるようなお話を
    ご存じありませんでしょうか?
    もしご存じでしたら、
    下記までメールを頂ければ幸いです。
    どんな些細な情報でも構いません。
    一度ご連絡頂ければ幸いです。
    宜しくお願い致します。
    発掘!あるある大事典Ⅱ
    担当:作山朋之
    アドレス:saku@tvw.co.jp

コメントは受け付けていません。