昨日は「オーストラリアデー」という、日本で言うところの建国記念日で祝日だったのですが、休み→暑い(といっても2~3日前に比べればずいぶん涼しかったけど)という方程式に則り(?)、ビーチは大混雑だったよう。
先日NZ在住のS夫妻と訪れたディーワイ・ビーチ
この日もいつもよりすごく混んでいた!
で、隣のカールカール・ビーチへ非難(笑)。ローカル色いっぱい!
…ですが、周囲にお店などはほとんどないので、ここへ行くなら飲み物や食べ物持参で。
※ちなみに、数日前の23日は猛烈なヒートウェーブがやってきて、シドニー西部は43度くらいまで気温が上昇。海沿いのエリアでも34度と、記録的な暑さでした…。その前夜(22日夜)は、夜間でも27度という熱帯夜。これは観測史上初めてとか。
そんな日は家でゆっくりするのが一番!ってことで、我が家ではほぼ一日「全豪オープン」のテレビ中継にかじり付いていました(笑)。昨日の目玉ゲームといえば、ワールドランキング2位のナダール(ナダル)と4位のマリーの一戦。決勝戦にもふさわしい、両者の対決は絶対見逃せないものでした。
ナダールはスペイン出身、マリーは英国出身(正確にはスコットランド)ということで、地元オージーの声援はほぼマリー一色。そもそもテレビ中継の解説者が、公共の電波を使って「私はマリーのサポーター」と言い切ってしまうほどで、ナダールにはちょっとかわいそうな感じも…。
オーストラリアは独立したとはいえ、いまだ英連邦(コモンウェルス)の一員であり、マリーは、ここのところ不甲斐なかった英国テニス界期待の星ですから、仕方ないといえば仕方ないのですが。。
誰もが注目したこの一戦、しかし……結果は、マリーに第一セット、第二セットと連取されたナダールが膝痛を訴えて途中棄権。あまりにあっけない試合終了に、観客もおそらく対戦相手のマリー自身も釈然としないものが残ったのでした。
世界ランク2位というナダールほどの選手になると、無理して試合を続けるよりは、おそらくもう勝てそうにない試合はさっさと止めて、次に向けて調整したほうがいいという判断なのかもしれませんが、観戦側としては最後まであきらめずに戦って欲しい。と願う。
でもこの光景を見ていて、彼もやっぱり地中海系民族なのだな、と真っ先に思ってしまった私。勝てない戦争は、さっさと降参して、あたかも自分達は「元々連合国側でした」といわんばかりの振る舞いだった第二次世界大戦のイタリアを彷彿とさせてくれます。
ある意味、世知辛い現代では彼ら地中海系民族のような生き方もあり、なのかもしれませんが……、そういう行いは『卑怯』『根性なし』だと思ってしまうあたり、自分の中に流れる一種の大和魂みたいなものが湧き上がってくるのかもしれません。。 人間古すぎ??
自然に魅せられ、6年半暮らしたロンドンからオーストラリアへ移住。トラベル・ジャーナリストとして各種メディアへの執筆、ラジオ/テレビ出演などで情報発信しながら、メディア・コーディネーターや旅行情報サイトの運営も。目下の関心事は野生動物とエコ。シドニー在住20年以上。詳細なプロフィールはこちら。
★執筆依頼、取材代行、メディア・コーディネート等、承ります。お気軽にお問い合わせください。